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    大福餅

    @Wagashi_415

    色々な界隈をほっつき歩いてる餅の内輪ノリ倉庫のようなもの。うちの子、ボイテラ、🧭(特にボイバグ)について主に描くかもしれない。擬人化とか現パロ・学パロ含むので注意

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    大福餅

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    突発的に書きたくなった魔法少女霧月ちゃん。続く可能性は低いっす

    第一話『守り抜け!魔法少女霧月誕生!』 「……は…?」
    「え……」
    「…なに、あれ……」
    いつも通り学校に通ってからの帰り道、霧月達3人は唖然とした。いつもの街に、見慣れぬ光景が広がっていたからだ。見た事もない、生き物とも言い難いナニカが、街中で暴れている。周囲の人達は皆意識を失って倒れている。
    「早く…逃げないと…!」
    「行こう、唯命ちゃん、霧月ちゃん!」
    けれど、霧月の正義感は見て見ぬ振りをして立ち去る事を許さなかった。
    「霧月…!?逃げないとダメだよ!!」
    「早くしないと僕達までやられちゃうよ…!」
    「けど…!!街の人達放って逃げるなんてできない!!」
    次の瞬間、その言葉を待っていたかのように霧月の目の前に猫耳の生えた妖精が現れた。
    「…アイツを何とかしたいか?」
    「……え…?」
    突然の出来事に困惑する霧月に、妖精は説明する事も無く続ける。
    「まぁいい、話は後だ。とりあえず変身するぞ!」
    「はぁ…!?」
    困惑している間に光が霧月を覆う。次に霧月が地面に降り立った時には、魔法少女に変身していた。
    「すげー…マジで魔法少女になったんだ…」
    自身の身体に纏った衣装を見渡し、驚きながらも満更でもなさそうな霧月。しかしすぐ今置かれた事態に気づきはっとする。
    「って、ちょっとちょっと!これどうやって戦うんすか!?」
    「あー…まず胸元の宝石を押してくれ、そうしたらステッキが出る!ステッキはそのままでも使えるし武器にも変形できる!魔法は…まぁ念じれば出る!やってみろ!!」
    「え、えぇ…!?」
    随分と説明不足だ、と感じながら、宝石部分を押すと魔法陣が展開し、ステッキが召喚された。軽く念じて振ってみる。
    「たぁっ!」
    ステッキの先から魔法のような弾が出た。続けてもう1発放つ。相手がバランスを崩したタイミングでステッキを変形させ、手にした銃で頭を一撃で撃ち抜いた。魔物は灰のような粉になり、消えていった。
    「やっ……た…?」
    「霧月…!凄いよ!!」
    「本当に魔法少女として敵を倒しちゃうなんて…!」
    「初めてで突然だったのに見事だったぞ、魔法少女霧月!」
    「ど、どうも…?」
    若干照れたように笑う霧月。すると目の前の妖精が若干躊躇いながら言う。
    「今してる契約、一応仮契約ですぐ解除自体はできるんだ。だが…お前が良いなら…そのまま、魔法少女を続けて欲しい…っていうか…」
    「ふーん。別に良いっすよ」
    「そうか…って、ええ!?!?」
    「「えぇ…!?!?」」
    想像以上の即答に、思わず3人は信じられないという調子で霧月を見た。
    「えっ?どうしたんすか3人…2人と1匹?同時に…」
    「こう言うのってもうちょい躊躇うもんじゃねえの…?」
    「そうだよ…危ない事もあるだろうし…!」
    「霧月ちゃんは怖くないの…?」
    「……特には?楽しそうだし良いかなーなんて…って訳で、これから魔法少女として宜しく。えーと…」
    「……エマで良い。…本当に、良いんだな…?」
    「だから良いですって。宜しく、エマ」
    どこか淡々と、平然と魔法少女を快諾した霧月。唯命も陽葵も困惑しながらも、霧月らしいや、と笑った。これからの波乱も知らないで。
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