初めての〇〇記念日、その後前回メモの概要は以下です。
・トラブルバスターしてるところを黒🌟さんに捕まってレ○プされちゃうノマ🍶さん
・ノマ🍶さんからビデオ通話が掛かってきたので出たら自分そっくりな黒いやつにレ○プされてる🍶さんを見せられちゃうノマ🌟さん
…ご覧の通りノマ🍶さんとノマ🌟さんに酷いことをしてしまったので、ノマ🌟さんとノマ🍶さんが多少救われるようになんとか持ってったのが今回のメモ書きになります。
◆
ビデオ通話が切れ、場所がどこかもわからないのに慌てて家を飛び出す🌟さん。
するとメールを一通受信。
『ここにいるよ★』
という本文と、黒🌟さんと🍶さんの現在地と思われる場所に印がついたマップのキャプチャが添付されている。急いでそこに向かう🌟さん。
数十分後、キャプチャの場所に行くと縛られた🍶さんが身体中傷だらけの状態でソファに力なく座ってたので急いで縄を解いてあげる🌟さん。
「痛むところは?」
「…全身」
「アイツは?」
「…知らないやつ…目的もわからない…」
最低限聞きたいことだけ聞いてその場を離れる二人。厳密には二人ともさっきまでのことがまだ処理しきれてなくて掛ける言葉が出てこないんですよね。
それなのに全身ボロボロな状態で自力で中華街に帰ろうとする🍶さん。
早く手当てした方が良いと🌟さんが呼び止めると、いらないと拒否されちゃいます。
🌟さんとしては今の心身の状態で🍶さんに一人でいて欲しくないので、先の現場の衛生面から如何に早く傷口を処置したほうが良いかをそれっぽく説いて、なんとか自宅に連れて行きます。
家について即座に🍶さんを風呂場に連れてって汚れを落としつつ、各所の傷の具合を確認する🌟さん。
大きな怪我はないけどどう見ても参ってる🍶さんを一人にさせるのは不安なので、洗濯とか傷の具合とかこれまたそれっぽい理由を並び立ててなんとか🍶さんを自宅で休ませる🌟さん。
遠慮してソファで寝ようとする🍶さんをソファはダメ、ベッドでちゃんと寝なさいって言って自分はソファでこじんまり寝る🌟さんとかね、良い。
この二人、ライバルとしては認め合ってるし一緒にいるの楽しいし双方好意的ではあるんだけど、まだ両片想いまでも行ってなかったし、互いに付き合いたいとか、ましてやおセッセしてみたいとすら思ったことがなかったんです。
それが強制的に🍶さんのあられもない姿を見せられちゃったから、この日を境に互いに変に意識したり遠慮したりしちゃうんですよね。
それが悪い方向に働いてしまって互いに気を遣いすぎる二人。あの忌まわしい出来事を見られた、見てしまったことに双方引かれてると勘違いして関係こじれてく二人、可哀想。
それから数日後、ファイトをすることもなくなってしまいここから互いに距離置きます。
🌟さんからすると、自分の顔を見ると黒🌟さんにされたことを🍶さんが思い出しちゃうと思って距離おいたんですけどね、会わないことで逆に🍶の心の傷が深くなっちゃうんですよね。
🍶さんがそんな状態になっていることを知らない🌟さんだったんだけど、ある日弟子か春姐あたりから🍶さんと何かあったか聞かれます。
さすがに本当のことを言っても信じてもらえないので知らないと答えるものの、🍶の様子がおかしい、そういえば二人とも最近ファイトしてないね、何か知ってるなら🌟から行動起こさないと🍶からは動かない、🍶はそういう人だから助けてあげなさい、って喝入れられるんですよね。
それで行動起こす🌟さん。
🍶さんに久々に会いたいって会う約束とりつける🌟さん。
okもらえたので🍶さんに配慮して🍶さん行きつけの料理屋の個室を予約するよ。
近況話して普通に食事して、まだ時間あるか恐る恐る確認して、あるなら屋上かもしくは遠いけど自分の家でもう少し話をしたいっていう🌟さん。
🍶さんが、屋外は集中できないからって自分の家に上げてくれます。
🍶さんのお家に入れてもらってしばらくは料理屋での話の続きをするんだけど、頃合いを見て🌟さんから距離取った理由とか素直に自分の胸の内を打ち明けるんですよね。
「🍶…あのさ、あの日、俺そっくりなやつに無理矢理あんな屈辱的なことされて…それで俺のこと見るのも嫌だろうと思って、それでお前と距離をおいてたんだ。でも俺、🍶と前みたいな関係をもう二度と築けなくなるの…すげぇ今更だけど、そんなの無理だって気付いたんだ。なぁ🍶、今からでもお前との関係をさ…修復させてくれないか?」
それを聞いて🍶さんはしばらく黙り込んで一生懸命どう言おうか考えてるんすよね。
で、意を決してゆっくり自分の胸の内を話してくれるんです。
「俺…あんなことされてるのに…その…、あんな醜態晒しちまって…。お前俺のこと助けにこそ来てくれたけど、あの日以降なんとなく距離置かれてるのはわかってさ…。やっぱあんな姿見ちまったら俺のこと気持ち悪いと思うよなっ…て思ってた…」
で、一回言葉つまらせる🍶さん。
「…だから俺も、お前から逃げたくてあんまり会わないようにしてた。ただ…合わない間もずっと…俺の中のお前が、俺のこと軽蔑してくるんだ…」
泣きこそしてないけどちょっと震えてる🍶さん。
「酷いこと言ってるのはわかってる…でも、お前に嫌われたくないと思えば思うほど、悪い方にばっか考えちまって…ホントは今日会おうって言ってくれたのも、断ろうとしてた」
そこからまた少し黙るんだけどここからデレ(?)のターン始まります。
「でもそれじゃあ俺の妄想の中のお前が本当のお前だって錯覚しちまいそうになって…それは絶対にダメだって、確かめなきゃなって思った。だから会うの決心した。そしたらお前はさ、前と同じように話してくれて、食事してくれて、すげぇ嬉しかったし楽しかった…」
て言い切って少しだけ表情が緩む🍶さん。
でもまた堅い表情に戻して🌟さんに問いかけるんす。
「なぁ🌟…。俺…お前に嫌われてないって…思っていいよな?」
て一番言ってほしいことを🌟さんに言ってもらおうとする🍶さん。
「…俺が🍶のこと嫌いになったり軽蔑したりなんて、絶対に無えよ」
て🍶さんが言ってほしいであろう答えを返してあげる🌟さん。
「俺たちお互いのことを勝手に勘違いしちまってたな…。でもそれも…俺から距離置いちまったのがことの発端だよな…。あんなこと誰にも相談できないのに、唯一事情知ってる俺が🍶のこと見放すみたいな形になっちまって、本当にごめん」
「お前が謝ることなんてなんもねぇよ…。俺の方こそ、お前のこと勝手に勘違いしちまって、さっきも結構ひどいこと言ってごめんな…」
て言ってお互いしんみりしながらも少し気持ちが晴れた🌟🍶さんたち。
ここでおもむろに🌟さんが両手をガバッと広げるんですね。何事かと思ったら🌟さんがンッて自分の胸に飛び込んでこいってジェスチャーするんですよ。
突然のことにどう反応したらいいか悩む🍶さんなんだけど、🌟さん胸をドンドン叩いて任せろ、いいから飛び込んでこいって感じでよりおおげさにジェスチャーしてニカッて笑うんすよ。
それ見て🍶さん照れくさそうにちょっと笑ってしゃあねぇなって感じで🌟さんに抱きつくんですよね。
でそんな🍶さんをガバっと抱き返す🌟さん、勢い間違えて🍶さんちょっとぐぇってなるとかわいい。
「加減わかれよ脳筋くん」
「ごめん勢い強すぎた」
「…なんだよこれ?」
「…仲直りのハグ?」
て言って🍶さんのことハグしながらちょっとゆらゆら揺れる🌟さん。
「ちょ…揺れるなよ」
「でもこうなんかゆらゆらすると落ち着くだろ?」
「…俺、赤ん坊じゃないんだけど」
て言い返すんだけど、実際ゆらゆらされながら🌟さんの温かいお胸と腕に包まれてると何故か落ち着いてきてる🍶さんね。
ただこういうスキンシップに慣れてない🍶さんは段々恥ずかしくなるんですよね。
「…なんかお前とファイトすらやってなかったから久々にこんだけ近いと恥ずいな」
「はは、俺も自分からやっておいて恥ずかしくなってきた、なんだこれ?」
て言ってね、照れるんだけどそれから数分間離れることなくハグし合う🌟🍶さんたちでした。
この後二人の関係は元に戻って、この一件から互いの信頼度が増して、ようやっと両片想いになるんですよね。
そこから恋人になるのはまだ少し先だけど、ここから良い意味で距離感がバグってく二人を街の人々が見守っていけばいいと思います、まる
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。