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    nnjn999

    @nnjn999

    短いのとか色々ヤバいの。

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    nnjn999

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    私の性癖を煮詰めて千切り取った全く前後のわからない話の一部分。

    「なんかパルデアの平和を揺るがすレベルのとても悪い奴をどうにかするため、皆を巻き込まないようにと仲間や手持ちpkに酷いこと言って距離を取ってから単独で乗り込んだピ」という設定。長い。
    分かりにくいですが、相手がそこに留まるようになんとか意識を保って時間を図っていた、ていう…感じ…。

    こういう話が読みたい。「残念だね、勇敢なる少年」


    激痛と、焦げ付きそうなほどの熱と、脳が溶けてしまいそうな気味の悪い感覚が今にも途切れそうな意識を揺さぶる。
     

    ここで倒れては駄目だ。何もなさずに終わっては駄目だ。それでは意味がない。



    全て、全部、捨ててきた意味がない。



    「君のような優秀で度胸もある有望な人材を失くすのは本当に惜しいよ」



    守りたいから捨てたのだ。


    大切だから。



    大好きだから。




    「でも、君ひとり如きの力では出来ることなどないんだよ」




    この先も、皆にはずっと、幸せに笑っていてほしいから。




    体中に纏わりついたコードを振り払いたいのに、指先1つ動かない。

    俯くことも許されない状態で、視線に込める殺意だけは無くさなかった。




    「…本当に、立派な子だね」


    猫を撫でるような声とは裏腹に、冷えた目で見返してきた男が指先を振る。





    「           !!!!?、!」




    コードを通して身体中を駆け抜けた痛みに指先や頭が弾け飛んだようだった。

    声として認識できない自分の声を聞いて、男がほくそ笑んだのが白濁した視界の向こうに見えた。



    パリパリと肌が小さな音を立てる。焦げ付いた臭いがどこから来ているのか確かめるすべもなかった。




    開いた口から飲み込む力も無くした唾液が溢れて伝う。




    だめだ。まだ。



    尋常ではない速さで胸を打つ心臓が、ビリビリと震えているような脳が、もう限界だと訴えている。


    わかってる。でも、あと、少しだけ。




    聴こえたのは、小さな音。

    随分昔に録音していた、小さな相棒が両手を打ち鳴らす音。



    かつて毎日、毎秒聞いていた、大好きな音。




    ああ、良かった。



    「…なんだ?」


    違和感を覚えたのだろう、男が辺りを見回す気配がした。

    もうよく見えない。でも、もう、良い。



    こんな合図に使ってごめんね。



    ここにはいない、もう立派に育った相棒に心の中で謝る。




    でも、最後は、少しでも、




    「…ライブの、クライマックス、は、」




    傍にいてほしかった。





    「やっぱ、派手に、…いかないと、ね」








    その夜、パルデアの夜空を真昼のような閃光が覆った。





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    nnjn999

    DOODLE勝手に始めた『こういう話が見たい』シリーズ。
    私が見たい感じの話を一部だけ切り取って書いていきます。CPもテイストも様々だと思います。

    今回は、だいぶ前にも何回か呟いたジニピの叔父×甥×怪奇ミステリ風の話。
    お察しの通り怪奇もミステリも書けないので本当に「見たい」という願望。
    こういう話が見たいシリーズ①(ジニピ) 吐く息も見えるような真冬の早朝。その学生は朝帰りの気だるい頭を俯かせて駅から家までの狭い道を歩いていた。通っている大学と同じ駅だが、反対側の出口を降りただけで途端に賑やかさは無くなる。学生向けの安い賃貸アパートが多いせいか、あまり治安が良いとも言い難い。
     とは言えもうそこに住んで二年目になる男子学生は慣れた足取りで先を急ぐ。アルコールの抜けてきた体にこの寒さはきつい。早く帰って少しでも眠りたい、とネックウォーマーに顔半分を埋め直した時、道の隅にそれを見つけた。
     ヒビの入った古いアスファルトの上に落ちていたのは、手袋だった。男女どちらともつかない大きさの、黒い革の手袋だ。
     特に珍しい光景ではない。こんな時期だし、場所柄酔っ払いも多い。落とし物などよくあることだ。しかし、男がそれを目に止めたのはある「違和感」からだった。
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