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    Ueno_ebi_sen

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    Pico×Keith MODざっくり翻訳

    Pico×Keith MODざっくり翻訳Pico×Keith MOD(※注1)

    免責事項

    P「何も知らずにうっかりこの動画を見ちまった誰かさんから何か言われる前に免責事項を書いておくな。とりあえずだ、ホモが苦手なヤツは今すぐブラウザバックしろよ。ズボンにテント張ってるのを見るのが苦手なヤツも今すぐにだ。
    サムネやタイトルからはあまり分からねえかもしれんが、このMODは成人向けの内容を多少含むぜ。自治厨のコメントで大荒れする前に言っておくが、別に18禁じゃねえからな。
    明確にアレな絵面は何も映らねえよ。
    がっかりしたか?まぁそう言うなよ。そもそもこのMODを出す前に、作者はそれを分かってたと思うがな。以上のことが大丈夫なら、ゆっくりしていけよ」
    K「ピコ…ちょっとは落ち着いて…」
    P「GRrRrRrRrRrRrRr」(※注2)
    P「とにかく、見たい奴だけが見ろって話だ。文句があるヤツはさっさと避難するんだな」
    K「MODを楽しんでね!」


    1
    P「久しぶりだな」
    K「や、やぁ…久しぶり、ピコ。長い間連絡できなくて、本当にごめん。色々あったんだ。できれば今夜、今まで会えなかったぶんの埋め合わせをさせてもらいたいんだけど…」
    P「勿論だ。今夜は楽しくやろうぜ。そうだキース、しばらく一緒に歌ってなかったよな。昔みたいにデュエットして、気分を盛り上げてみるか?」
    K「うん。僕のために甘い歌を歌ってよ、ピコ」

    2
    P「学生の頃、休み時間に教室の後ろでテイラー・スウィフト(アメリカ出身の女性シンガーソングライター)の歌を一緒に歌ったのを俺はまだ覚えてるよ。今はあの時と同じくらい、熱い気分だ」
    K「『you belong with me』、『I knew you were trouble』、色々歌ったなあ。あの頃はとても良かった」(※注3)
    P「ま、あの歌は俺が昔思ってたほどあんまいい歌じゃなかったけどな」
    K「まあね…」
    P「それより、もう一曲やらねえか?」
    K「もちろん!」

    3
    P「お前とこうするのを、本当に長い間待ち焦がれてたんだぜ。お前の歌声がもう一度聞けたら、あわよくばお前ともう一度直接会えたら…ってな。ここまで本当に長かった…」
    K「本当に長かったね…。でも今、僕は君の隣に戻ってきた。僕らはやっと、周りを気にせずに一緒に過ごせるようになったんだ…」
    P「キース…」
    K「ピコ、長い間待たせて本当にごめんね…」

    P「いいんだ、いいから謝るな。俺は必要なら何年でも待つぜ。お前、生活を安定させるために頑張ってたんだろ。俺たちが一緒に暮らすには、お互い自分の生活を安定させないといけないしな。だからさ、俺は嬉しいんだよ。俺と暮らすためにお前がどれだけ頑張ったのか俺にはよく分かったし、俺もお前と離れている間に自分の気持ちを整理できた。お前ともう一度ヨリを戻すつもりなら、本気で自分を変えなきゃって思ってさ…」
    K「『お前が俺と暮らすためにお前がどれだけ頑張ったのか、俺にはよく分かった』とまで言われたらこっちも嬉しくて照れちゃうな」
    P「ハハハ、わかったわかった。でも真面目な話、本当に…お前が戻ってきてくれて嬉しいんだ。電話やメールじゃあんま言わねえけど、でもさ、本当に愛してるよ、キース」
    K「ピコ……僕も愛してるよ、ピコ」

    車が通り過ぎる中、マイクを手にしたままお互いの目を見つめて微笑む二人。
    ピコがキースに近づこうとしたちょうどその時、スピーカーから次の曲のイントロが流れ始めた。

    P「しまった、ラジカセかけっぱだったのを忘れてたぜ…。お前、まだ歌いたいか?」
    K「いいじゃん、歌おうよ。もう曲流れてるんだし」


    4
    P「さすがにもう次の曲は流れないよな?…これ以上はもう待てねえよ」
    K「うん、知ってる…」
    P「お前もドキドキしてんだろ?」
    K「い、言わないでよ……」

    キースはマイクを握りしめたままそっぽを向いている。ピコはキースに歩み寄ると、両手をキースの肩に置いた。ピコはそのまま彼の肩を押し、路地の壁にキースを押し付けた。(※注4)

    K「ピコ…」
    P「キース…」

    二人はお互いの目を見つめ、ピコはゆっくりとキースに顔を近づけた。キースもまた、ピコに顔を近づけていく。二人の唇が触れる寸前、キースはピコの頬にそっと手を当て、ピコの顔を少し引き離した。

    K「ね、ねぇ…ピコ…」
    P「どうしたんだ、キース?」
    K「絶対にこんなことを言うタイミングじゃないのは分かってるんだけど…」
    P「いいぜ、言ってみろよ」
    K「この路地裏からどうしても離れなきゃいけなくなる前に、やりたいことがあるんだ」
    P「うん?」
    K「学校のダンスパーティーで…僕たちがステージで一緒に歌った歌を覚えてる…?」(※注5)
    P「お…お前はそれを歌いたいのか?今?」
    K「そ、そうだよ…」

    ピコはショックを受けながらも苦しそうな表情で横を向いている。一人で過ごしたあの後夜祭の記憶が、古い映画のようにピコの頭の中で再生される。幸せな懐かしさが、バターに突き立てたナイフのようにピコの心に突き刺さる。

    P「そんなの、断れるわけねえじゃねえか…」
    K「ま、待って、本当にいいの…?」
    P「俺たちの間にしがらみが残ってたら、断ってたかもな。でも、今は俺たちの間にはしがらみも何もない。俺たちを邪魔するものは、もう何もないんだ」
    K「この歌が終わったら、僕は全部君のものだよ。ピコ」


    注釈
    1:KeithはBFの本名ではないかとファンの間で噂されていた名前。公式の人によるとBFはBFであり他の名称はないそうな。GFにとってもPicoにとってもBFは文字通りBFなので、それ以上の名前は要らないのである。

    2:ここ飼い主に諌められてグルグル唸ってるわんちゃんみたいで可愛い

    3:『you belong with me』『I knew you were trouble』は両方ともスウィフト・テイラーの歌。『you belong with me』は美人だけど頭はそんなに良くない彼女もちの男子に対して「私の方があなたをずっと理解できるのに…」と片思いしている地味な女子の歌、『I knew you were trouble』はテイラーの元交際相手に向けてかかれた歌で「アンタに浮気されて弄ばれて私もううんざり」みたいな歌。高校時代はベタベタな恋愛ソングを聞いては激しく共感してたのが、大人になって聞いてみれば冷めた感想しか持てなくなってくるのがなんかリアルである。

    4;いうまでもなく壁ドンである。原文の方が壁ドン。力量不足で訳しきれませんでした。

    5:アメリカの高校では学校主催のフォーマルなダンスパーティーがある。ホームカミングやプロムが代表的。プロムにはポスト・プロムパーティーという学校公認で夜通し遊び尽くす後夜祭のようなものがあるとか。カップルで参加するのが割と一般的。ピコが後夜祭を一人で過ごしたとあるので、高校時代はステージで一緒に歌を披露したあと後夜祭をキースと一緒に過ごそうと誘って断られたのかもしれない。でも色んなものを乗り越えた今の二人なら、この歌を歌い終わった後もきっと大丈夫だろう。

    あとがき
    ザ・二次創作でした。色んなものを乗り越え、色んな彼女に乗り換え、最終的に元彼とヨリを戻しましたエンド。いやぁこれが甘々二次創作のいいところ。画面上ではチンチンがビンビンしてるやべーやつなのに会話がロマンチックすぎてギャップのコーナー差でひき殺される。
    BFはmodの数だけ性格が存在すると思うので今回は少し口調を女性的に訳してみました。単なる趣味です。
    ちなみに有線であの最後の歌をきくとどうしてもPico×Keith modが頭をよぎってなりません。
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