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    mariyuu3

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    30年後ロナドラ、ドラのおパンツ事情

    #ロナドラ
    Rona x Dra

    いつからだったかは覚えていない、付き合いだして行為もして彼から余裕がで始めてからだよなーと朧げな記憶を辿る。ドラルク用の衣服の仕舞われたクローゼットの下着類の引き出しを開けると、そこにはいつの間にか見た事のない下着が入る様になった。
    犯人はもちろん恋人であるロナルドくんだ。きっかけはへんなのが持参した下着カタログだ、2人してこんなエッチな下着履くの!?なんて言いながら興奮しているのを横で見ていたので覚えている。それから暫くして私の下着類の引き出しに買った覚えはないが、その時のカタログに記載されていた下着が紛れていたのには驚きで腹を抱えて笑い転げたのはいい思い出だ。
    このエッチな下着を履いた私が見たいと要望なら恋人として応えてあげねばと、心優しい吸血鬼である私は履いて見せてあげるのがそれ以来、習慣になってしまった。今思えば少し甘やかし過ぎたかなと思う、何せあれ以降味を占めたロナルドくんは欲望のままにエッチな下着を買う様になってしまったからだ。
    「もう30年も経つって言うのに、あのスケベオヤジときたら…」
    エッチな下着を買い続けて30年、私に履かせたい下着に金を掛ける事が無趣味な彼の唯一の楽しみとなってしまった。引き出しの中には、まともな下着は生息していない。引き出しの中の下着を一枚広げて見ると、白いレースが飾られ生地が透けた紐パンだった。

    「おっ!それはつい最近買ったヤツだぜっそれを手にするとはお目が高い!」
    「君ねぇ」
    後ろを振り向けば、隣席でロナ戦の原稿に勤しんでいたはずのロナルドくんが覗き込んでいた。きっとこの作家様は、息抜きに現れたのだろう。だが、こんな所で油を売っている余裕はないはずだ。
    「ロナルドくん」
    立ち上がり彼に寄りかかりながら見上げてやれば、腰に無骨で大きな手が腰を抱く。ホーント成長したものだと、感心する。
    「なんだよ、甘えてるのか?」
    そう言って、私の額にチュッと音を立ててキスをする。
    「そうだねぇ、甘えたいな。でも、締め切り間近のロナルド先生はそんな余裕ないでしょう?」
    「うっそ、それは…」
    「30年経ってもそこは治らないんだから、ほらこんな所にいないで早く終わらせておいで!」
    彼の腕の中からスルリと抜け出して、隣席へと追いやると名残惜しそうに見てくる。そういう顔はホント可愛いんだから。
    「私はこれからジョンとお風呂だから、上がるまでには原稿を終わらすんだよ」
    「え?それって…それはっ!?」
    ヒラヒラと例の紐パンをチラつかせてから扉を閉めると、扉越しから彼雄叫びが聞こえてきた。
    「ホーント、飽きない男」
    30年経っても変わらない彼と今夜も楽しい日々を、私は楽しむのだ。


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