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    まふなべ
    デビまふ×まなべ先生
    おしっこ我慢する眞鍋先生その2

    おしがま2なんとか三限目の授業を終えた眞鍋は、職員室の椅子に沈み込んでいた。
    「……なんとか乗り切ったな」
     膀胱の限界を迎えながらも奇跡的に漏らさず乗り切った自分を、誰かが褒めてくれてもいいと思う。だが現実は非情だった。
     次は体育の時間。よりにもよって跳んだり跳ねたりがメインの授業で、膀胱への負荷は計り知れない。
     ねぇ、眞鍋せんせ?」
     振り返ればそこには、運動着姿の教育実習生・晨くん先生が、満面の笑顔で立っていた。
    「まずはラジオ体操からだよね?」
    「うるさい黙れぇぇぇッ!!」
     晨は軽やかにスキップしながら体育館へ向かい、眞鍋はその背中を引きつった笑顔で追いかける。
     生徒たちはすでに整列し、ラジオ体操第一の曲が流れ出した。
    「眞鍋先生、前に立って~!」
    (この時間もなんとか耐え……耐え抜けるのか……!?)
      眞鍋は表情を固めて、列の前に立った。晨はすぐ隣に並び、こっそり囁く。
    「ジャンプのとこ、楽しみにしてるね?」
    「言うな……!!」
    『♪腕を前から上にあげて~大きく背伸びの運動~』
     膀胱が軋む音が聞こえそうだった。上体を伸ばすたびに下腹部が引き伸ばされ、冷や汗が背中を流れる。
    『♪足を戻して両足跳び! 一、二、三、四、……』
    「っ……!!」
     跳躍するたびに自分の全体重が膀胱にのしかかるような錯覚を覚え、世界が一瞬、白く霞む。だが──
    (……まだ、まだいけるッ……!)
    「眞鍋先生、スゴイね。まだ漏れてない。ボク、感動しちゃった」
    「うるさいっ……!!」
     晨は拍手をしながら、ちゃっかり隣で一緒に体操していた。どうやら、晨の頭に生えている赤い角も、コウモリのような翼も誰にも見えてないようだ。
    『♪息を吸って、深呼吸』
     ようやく体操が終わり、生徒たちが列を崩す中、晨がぴたりと寄り添ってくる。
    「ねえ、眞鍋先生。今日の実技、跳び箱だってさ。……跳ぶと、ぐっ、ってなるよね?」
    「ッ……この悪魔がぁぁああ!!」
     不思議な事に、眞鍋がいくらこのような暴言を吐いても、誰の耳にも届かないようだ。
     叫びながらも、眞鍋はまだ理性を保っていた。ぎりぎりの尊厳の上でバランスをとりながら、果たして次の跳躍をどう乗り切るか──
     
     しかし、終わりは突然訪れる。
    「マズい……っ、ダメだ。もう……!」
     跳び箱に手をついた瞬間、眞鍋は悟った。
     これ以上は無理だ。限界だ。終わった。
     だが……
     その瞬間に、時間が止まった。
     空気が静まり返り、さきほどまで聞こえていた生徒たちの声が聞こえず、まるで停止ボタンを押したかのように、生徒たちは身動き一つしない。
    「えっ……!?」
     開脚状態のまま宙に浮いた状態で硬直していた眞鍋の耳元に、あの声が滑り込んできた。
    「眞鍋せんせ♡」
     振り返ると、そこには羽を伸ばした晨がいた。
    「ボク、ちょっとだけ時間止めちゃった。眞鍋さんがあんまり頑張ってるから、サービスだよ」
    「サービス……だと……?」
    「うん。だからね、選ばせてあげようと思って」
     晨はくるりと指先を回し、魔法陣を宙に浮かべた。
     すると、そこに三つの扉が現れる。
    「一つめ。体育館の裏で、こっそり済ませる」
     キィ……、と開かれたドアの向こうには、誰もいない静かな校舎裏。
    「二つめ。これ」
     晨がニコッと笑って、懐から取り出したのは、悪趣味な羽飾りのついたガラス製の尿瓶だった。
    「眞鍋先生専用の尿瓶だよ。かわいいでしょ?」
     眞鍋の顔が一気に真っ赤になる。
    「そして三つめ」
     晨の声色が少し落ち着き、少しだけ、熱を帯びる。
    「……諦めて、ボクのツガイになってくれる?」
    「冗談じゃない。誰が悪魔なんかと!」
    「この魔法、なんでかけたかって言うとね。眞鍋さんがボクのプロポーズ、断ったからだよ。ボクは真剣だったのにさ……」
     晨の笑顔はいつもどおり無邪気で、でもその奥には確かに、悪魔には似つかわしくない何かが滲んでいるように思える。
    「ボク、地上に来て、一番最初に見たのが眞鍋さんだったんだよ?」
    「チョココロネもくれた。ボクに居場所もくれた」
    「それは晨が勝手に住み着いただけだろう!」
    「そうだっけ? でも、ボクの気持ちは、冗談って思われた」
     晨は片目を閉じて、指を一本立てる。
    「だから、眞鍋さんがちゃんと本気で選ぶまで、ボクは悪戯し続けるよ。じゃあ、眞鍋せんせ、どれにする?」
     静止した世界のなかで、三つの選択が宙に浮かんでいた。
     
     一. 誰にも見られず、こっそり体育館裏で済ませる
     二. 晨が差し出す尿瓶に済ませる
     三. すべてを終わらせて、晨のツガイになる
     
     眞鍋は、膀胱の限界と心の動揺の中で、揺れていた。
    「……体育館の裏で、する……」
     眞鍋が蚊の鳴くような声で答えると、晨は明らかに落胆した表情を見せた。
    「ふーん……そっちかぁ。眞鍋さん案外つまんない選択するんだね」
    「うるさい! 誰がお前なんかとツガイになるか!」
     晨は肩をすくめ、ため息をついた。
    「まぁ、いいよ。……眞鍋さんがそれで楽になれるならさ」
     指をパチンと鳴らすと、眞鍋はふわりと体育館裏の草地に移動していた。
     静かで誰もいない場所。空気は涼しく、解放感に 包まれている。
     だが、まだ油断はできない。
    「くっ……!」
     ズボンの前を急いで開け、木陰に向かって勢いよく放つ。
    「あっ……う……ッ……!」
     教師として、してはいけない事をしてしまった。
     眞鍋は絶望的な羞恥を覚えながらも、ようやく訪れた解放に涙目になっていた。
     限界の中での放尿は、全身を震えさせるほどの快感と、深い脱力感をもたらす。
     やっと、終わった……。
     膝が崩れそうになるのを堪えながら振り返ると、晨は壁にもたれながら腕を組み、じっと眞鍋を見ていた。
    「……見てたのか」
    「だって、せんせの困ってる顔、かわいいから」
     晨は目を細め、楽しそうな視線を送る。
    「でも、覚悟してよね? 眞鍋さん」
     晨が近づいてくる。ふわりとした髪が風に揺れ、瞳が赤く光った。
    「今回だけじゃ終わらないから。ボクが解除するまで、この魔法はずっと続くんだよ?」
    「……は?」
     眞鍋の背筋が凍った。
    「これから毎日、眞鍋さんは必死に我慢する。そのたびに恥ずかしい思いするんだよ?」
     晨の瞳が意地悪く輝く。
    「それとも、眞鍋さんがボクのツガイになるって決めてくれたら、今すぐにでも解除してあげるけどね?」
    「……悪魔だ、お前は……!」
    「うん、そうだよ。ボクは悪魔だよ。しかも、地獄の王子様♡」
     晨は微笑みながら、軽く指を振って時間停止を解除した。体育館の方から生徒たちの声が戻ってくる。
    「さぁ、後半戦はこれからだよ、眞鍋先生。また限界がきたら教えてね。いつでもボクが助けてあげるから」
     晨の楽しげな笑い声が体育館裏に響く中、眞鍋はまだ続く『悪魔の仕掛けた我慢プレイ』を想像して、絶望的な気分に肩を震わせた。
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