みっつの、距離感モブ「きゃあぁぁっ…！！」

耳を突くほどの叫び声…とまではいかない、すこし配慮した誰かの叫び声。

つわぐ「？ぇ、あ、…えっ、？！どうかしましt」
モブ「ぁ……あ、あれ、！！あれ…！！」
指をさしながら、か細い震えた声で…その人が必死に訴えかけてくるものだから
何かと思って指のさす方を見てみた。

そしたらさ

つわぐ「…っ？！えっ、…みり、！！」


タッタッタッ。

廊下に響き渡る音。
その音が耳に入らないくらい、考えながら必死に走った。
間に合えって
その一心で
ただ只管に、どれだけ廊下を走っちゃダメと言われても
その走っちゃダメな理由を知ってても
なんでこんなに必死に走ってるんだろって考えても
その理由は知らなくても
走った
走ったよ

続かないあきわあく「うぅ、いいちゃんさむい…」
いい「？いいはにんげんこおりだよ！✨️」👈🏻体がつめたいだけ
わあく「えっ……ほんとだ」

わあく「ふふ、さむ〜い…」

…
ふまい「いやツッコミ役は？！あたいしかいない感じ？！」
いい「あっ、割ったら割れる人だぁ」
ふまい「なんだそれおんなじ言葉2回も使うなぁ！！」

…

わあく「あっ…そういえばふまいちゃんって名前なんだね」
ふまい「はいそうですが何k」

パンッ（割）

いい「……わあくちゃん、？」

わあく「えぇっ！！ちがうんだよ！手、なかったからあたまなでなでしようとしたら割れちゃった！！」

いい「どあー！！あか！あか！あか！きょうふうせんちゃん赤色だったんだね！」
いい「いいとおそろーい☆」

❥なんだか最近、胸がずぅっと締めつけられた感じ。

ずっと…こがれてる。


でも…
こんな時こそあの子を見ると安心する。

あの笑顔を、こちらに向けてくれるだけで。


だから、

わあく「ね、いーちゃん、？」

いい「んー？どしたの？」

わあく「……こっちむいて。」

いい「？…はい！（にこ）」

ぱしゃっ、（シャッター音）

いい「わぁ！…なにしたのー？」

わあく「んー？なんでもないよ（にこ）」

いい「えー？！ほんとに？！ねーさっき音したよー？」

わあく「んふふ、ほんとになんでもないよ。（にこ）」


…この写真を印刷すれば…いつでもいーちゃんを見れるの？

……えへへ、なんだか不思議なきもち。

鼓動がはやくなるのが伝わる。


わあく「……いつもありがとおね。」