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    a_yousou

    @a_yousou

    @a_yousou サイレント・ウィッチにどっぷり沼った。アイザック・ウォーカーとウィルディアヌ推し。
    師弟猫 色んな主従関係大好きです。

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    a_yousou

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    冒頭部分はほぼ一緒です。モニカの製菓経験はWEB版基準。師弟というよりは多分アイモニ寄り?

    お菓子作り Ver.3 それはある日の事だった。
    「ア、アイク……その、わたし、お菓子作りをしたいので、教えてくれませんか?」
    「君が……お菓子作り?」
     アイザックが驚くのも無理はない。アイザックがいる時の食事は全て任せっきりでコーヒーを淹れる時以外、あまりキッチンに立つことはない。アイザックが自領へ戻る前には日持ちする作り置きを作ってくれるし、お隣のノールズ夫人からのお誘い。ラナも商会が忙しい中でも顔を見せては食事に誘ってくれたり、屋台の料理を一緒に食べようと持ってきてくれたりする。
     食に対して関心の薄さ故に、その点に対しての周囲の信用は悲しいかな無いに等しい。何せお手伝いも危ういのだから。だからこそ急にお菓子を作りたいなんて口にした事にアイザックも驚きを隠せないのだろう。 
     少しばかりめげそうになったモニカだが、だからと言って作りたいと思った気持ちには嘘はないのだ。
    「は、はい、どうしても、自分で手作りして、食べてもらいたい人がいるんです」
     教えては欲しいが手出しはせず、あくまでも自分一人の力で作りたいのだと。もごもごと口にする。
     俯き、指をもじもじと捏ね、頬を染めあげるその姿にアイザックは誰の為に作るのかを察し、優しい笑みを浮かべる。
    「勿論構わないよ。君が僕を頼ってくれて嬉しい限りだ」
    「ありがとうございます!」
    「何か作りたいもののリクエストはあるのかな?」
    「えっと、……じゃあ、クッキーがいいです」
     そうクッキーならば作った経験があるのだから不器用な自分でもなんとかなるだろう……多分。
    「うん、わかった」
     テーブルに並べられたのはクッキーに使う材料だが……いつもより量が多い気がする。道具もそうだ。モニカが不思議そうな顔をするとアイザックはにこりと微笑む。
    「作っている作業を見ながらの方が解りやすいだろう?」
     成程、と感心しモニカは何度も頷くのだった。



     何とかなるだろうとは思っていたが、予想以上の時間を割いて、それでもなんとか完成したのは奇跡と言えるだろう。穏やかで優しい笑みを維持ししつつもアイザックの顔には若干の疲労が伺えた。
     焼かなくてはいけない量は多いがその間にできる事はある。使った道具を洗い片づけをし、先に焼けて金網の上で冷ましておいた分を別の皿へと移していく。
     そうやって最後の分が焼き上がり金網の上に置いた後にアイザックが「ああ、そう言えば……」とモニカに声をかける。
    「モニカ、君が作った分はもう冷めたのだから、そろそろ箱か袋に詰めたらどうだい?」
    「……えっ?」
    「…………うん?」
     きょとんと目を丸くするモニカの姿にアイッザクは首を傾げる。自分は何かおかしなことを口にしただろうか? そう思い、質問を投げかける。
    「これは誰かに食べて欲しくて作ったのだろう?」
    「は、はひ……」
    「だから、プレゼントする為に詰める為の箱なり袋なり、あった方がと思ったのだけれども……」
    「えっと、アイクはラッピングされていた方が、良いですか?」
    「…………………………うん?」
     先程よりも長い間を置き、アイザックは首を傾げる。何故、そこで自分の名前が出てくるのだろう……と。
     アイザックの反応の薄さにモニカも漸く何かに気付き、指をモジモジと捏ねる。
    「えーっと、あのぅ、このクッキー、アイクに食べて欲しくて作ったんです、けど」
    「…………?」
     アイザックの困惑する顔には何故? という疑問がありありと見える。
    「た、食べて欲しい相手に作り方を教えて貰うなんていうのも、おかしいとは思ったのですが、その、他に頼める相手がいなくて、ですね! それにアイクの作るお菓子が美味しいので、あのっ……いつも美味しいご飯と、お菓子をありがとうございまひゅ!」
     モジモジと捏ねていた指を今度は両手を広げてバタバタと上下に振りながら言葉を綴るが最後は噛んでしまった。
     ポカンとそれを眺めていたアイザックだったが、クスクスと笑いだす。
    「ありがとう、モニカ」
     まだ困惑している感は否めないがそれでもアイザックからの言葉にモニカは「コーヒー! 淹れますね」と遅めのお茶会の準備を始めるのだった。






     願望として、アイクは相手が誰であってもそういった感じの? 好意に対して、ものすごく、ものすごーーーーーーーーーく鈍感であって欲しい。

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    a_yousou

    CAN’T MAKE多分没ネタ
    戦闘シーンが浮かばない&ちょっと今んところ書けそうにもないので。書けているところまで

    お顔は戻ったけど右目は光がはいると変わらず激痛が走るまま。七賢人全員にアイクの正体がバレている(明かしている)という設定。なのは悶々とネタを練っていたのがまだ「世界の半分を失うis何!?」ってしてた頃だったからです。

    丁度魔法戦の抜け穴とかやってるし絶対に楽しい事になると思うんだよ
    ルイスvs アイクの魔法戦が見たい ——いずれあなたはその目に映る世界の半分を失うでしょう。
    〈星詠みの魔女〉から喪失の予言を受け、その回避の為にアイザックが一人で行動していた事をモニカ達が知ったのは、全てが終った後だった。どうして相談してくれなかったのかという思いもあるが、それ以上に悩みを抱えていた原因がそこにもあったのだと思うとやるせなさが胸を占める。
     それぞれ〈暴食のゾーイ〉に奪われた〈大事なもの〉は取り戻せたが、アイザックの右目は回復しないままだった。
     モニカが影を剥がしてくれたおかげで虹彩は戻ったが、依然として右目は見えづらく、そして光が入ると激痛が走るのは変わらないまま。黒い槍は直ぐに折られ、影の浸食が少しで済んだとはいえ、眼球に刺さった事には変わりはない為だろうというのが医師の診断の結果だった。
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