たとえ××が死んだとしても『もし私が死んだら、どうする?』
「あぁ? てめぇはいつも死んでるじゃねえか……いつものじゃなくて、死んで蘇らない? そのまま? 塵になったまま永遠に元に戻らない?」
「おいコラ、ジョンを泣かせんじゃねえよ。ジョーン! こんなヤツの言うこと間に受けなくていいからねっ ……たとえば? たとえば、ねえ」
「どうもしねえな」
「……だから、どうもしねぇよ。最初はいつものおふざけだと思って見てる。で、いつまで経っても塵から戻らなかったら……まあ、親父さんか爺さんに連絡するかな。それくらいはするわ」
「んで、親父さんでも爺さんでもどうにもならなかったら、俺にできることはねえだろ。塵は親父さんが持って帰るだろうし。ああ……ジョンもその時は消えちまうのか。そっか。百八十年生きてるんだもんな。本当だったら、とっくに……」
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