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    ペッパー

    @pepper_aiueo

    デジタルって何???知らない話ですね

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    ペッパー

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    これは私が逃げないようにするための戒めのようなものです
    元アンチ王道転校生×光属性救済系爽やかイケメンメインカプで脇カプにダウナー系平凡×アホの子ビッチ不良の王道学園小説

    王道学園最前線(仮タイトル) 手の中にある黒いふさふさとした物体と、やたら分厚いレンズの眼鏡を見下ろした。
     
     振り返ってみても、良い思い出なんて一つもない。いや、最初は良いと思っていたのだ。
     でもそれは間違いだった。あれだけ俺とくっついていた友達は、自らの保身のために俺を捨てた。
     だから、どこにも居場所のない俺が追い出されるのは当たり前なのだ。
     
     手の中のかつらと眼鏡は、叔父が「また必要になるだろうから」と新調してくれたものだ。
     
     
     俺は顔を上げ、かつらと眼鏡を地面に叩きつけた。
     それから一生懸命に踏みつける。ぐちゃぐちゃになったそれを拾い上げ、側にあったゴミ箱へと捨てた。
     
     もうアレは俺に必要ない。
     
     
     俺は今日、とある男子校へと転校する。




     
    「ここが、夢ヶ丘区……」
     
     思わず周りを見渡すと、そこにあったのは真っ青な景色。
     時々魚が漂っていて、まるで水族館のようだ。
     
     
     夢ヶ丘区、俺が今いる街の名前だ。
     いや、街という表現も違うのかもしれない。何故なら、ここは海の中だからだ。
     
     安全が約束された、かなり強い水圧にも耐えられるドームに包まれた区域。それが海底に沈んだ夢ヶ丘区である。
     
     俺はこの場所のことを一欠片も知らなかったのだが、はたして日本に住んでいる何人がこの場所のことを知っているのだろう?
     
     
     潜水艦でドーム上部の入り口まで行き、入り口と潜水艦が連結され、その連結部からドームへと移動ができるという仕組みらしい。詳しいことは高校生の俺には分からない。
     ドーム上部に入ると、高速エレベーターが通っており、そのエレベーターから街へと降りることができる。ちなみに、エレベーターは未来を題材にした映画とかでよくある透明なチューブのようなものに包まれてた。ここ本当に二十一世紀? ここまで非現実的だと、普通に夢かと思う。
     
     
     現在俺がいるのは、ドーム上部のエレベーターホールだ。まだ街にも降りていない。
     つい周りの景色に浮かれかけてしまったが、確かここで案内役の生徒が待っていると聞いている。
     相手を待たせてしまうのも申し訳ないので、急いで中央のエレベーターへ向かおうと振り向いた瞬間、至近距離に人がいた。
     
    「えっ」
    「あ、すみません。驚かせてしまって。転入生の方ですよね?」
    「え、あ、あぁ、はい。転入生の八月一日 恭(ほずみ きょう)です」
    「久しぶりに外の人が来た、という感じですね。私の名前はシンヤです」
     
     シンヤ。何故か名前だけ名乗られ、俺は軽く反応に困ってしまった。それは名前で呼んで良いということだろうか? しかし、美形の人に無闇矢鱈に名前を呼べば、どうなるか分かったもんじゃないので愛想笑いをしておいた。
     俺が愛想笑いをしてちゃ、「その作り笑いもやめて良い」なんてことも言えないな。まぁ元々言うつもりなんて欠片も無いけど。
     
     ……というか、この状況は前の学校で経験がある。もしかしてこの人も副会長なのだろうか?
     
    「あの、もしかして貴方って副会長さんだったり……」
    「よく分かりましたね、シンヤくんビックリしました。勘が良いんですね。それはきっと役に立ちますよ」
    「えぇ、まぁ……」
     
     意外にノリの良い部分を見せられて困惑した俺に対し、シンヤさん、もとい副会長さんは上機嫌そうだ。ところで勘の良さが役立つとはどういうことだろうか。ここの学園でも強姦事件とか多発しているのか?
     
    「さて、それじゃあエレベーターに乗りましょうか。あそこから学校へ行けるんですよ」
    「へぇ、てっきり街が広がってると思っていたんですけど、そういうわけでもないんですね」
    「えぇ、夢ヶ丘区はほぼ夢ヶ丘学園が占めているので」
    「えっ、じゃあここのめちゃくちゃに広い場所、全部学園ですか!?」
    「はいそうです! 驚いちゃいますよね!」
     
     ニコニコとしながら可愛らしく言う副会長さんはとても美人さんで、裏があるようには見えない。しかし、どことなく本当に心の底から笑っている気もしない。
     不思議なことだが、その事実に腹立たしい気持ちも湧いてこない。取り繕うことも大事だと前の学校で学んだからだろうか?
     
     話している間にエレベーターはどんどん下へと下がり、街、というか学園もよく見えるようになってきた。
     
    「……なんか要塞みたい」
    「まぁ要塞ですから」
     
     ぽつりと独り言を溢すと、聞こえたらしい副会長さんはなんでもなさそうな平坦な声で律儀に答えた。どういう意味なのかと図りかねていると、ポーンというエレベーター特有のあの音が鳴る。学園に着いたのだ。
     
    「さ、エレベーターも着いたことですし降りましょうか」
     
     俺へと手を伸ばした副会長さんの手を取ろうかどうか迷ったが、丁重にお断りする。とりあえず身の安全が最優先だ。
     俺がそう断れば、副会長さんは不思議そうな顔をしつつも納得してくれた。
     
    「身の安全、ですか。面白いことを言いますね。私、貴方のことを好きになりそうです。自分を大事にできる子、久しぶりに見たので」
    「ええと? ありがとうございます……?」
     
     前とは全然違う無難な回答をしたはずなのに、何故か副会長さんは俺のことを気に入ってくれたようだ。
     とりあえず、食堂でエンカウントしそうになったら全力で逃げよう。
     それにしても、「自分を大事にできる子を久しぶりに見た」とはどういうことだろうか。前の学校のように、体を売るような子がいるということか?
     
     副会長さんは施設の説明をしつつ、俺を寮まで送ってくれた。前の学校のときは叔父が理事長だったから理事長室まで連れてこられたけど、この学園では俺は単なる一般生徒に過ぎない。
     
     
     寮の前で「また無事な姿でお会いしましょう」という挨拶をされ、思わず固まった俺に対して副会長さんはきょとんとした。
     もしかして、これは制裁が起こる前触れなのだろうか。俺の理解能力が低過ぎて、施設の説明中も何度も副会長さんを立ち止まらせて説明させたし。確かに副会長さんが不快になってもおかしくない。
     
     これからのことに内心ドキドキしながらも、とりあえず寮監室へと行けば、そこにいたのはセックスをしていない寮監さん。前の学校では普通にヤッてたなぁ。
     真面目に仕事をしていたようで、雰囲気だけなら少しエロく見える寮監さんから、自分の部屋のカードキーを貰った。
     この学園も前の学園同様、カードキーが学生証代わりとなっているらしい。支払いの機能もあるのかと聞くと、そういうのは無いと言われた。
     ということは現金が必要なのだろうか。一応手持ちはあるが、不安なのでATMに行きたい。だが、まずは荷物を置くのが先だろう。
     俺の部屋番号と部屋への行き方を教えてくれた寮監さんへお礼をして、エレベーターで部屋へと向かう。
     
     現在は授業の時間だから、荷物を置いたら職員室へと向かうつもりだ。
     寮は二人部屋らしいが、俺の寮部屋も人はいないだろう。同室者が不良でもなければ、の話だが。




     誰もいないと思う。誰もいないと思うが、万が一ということもある。
     前回は、誰もいないだろうと思って開けたら、まさかのサボり魔の不良生徒が同室者で、ドア開けた瞬間に殴りかかられたっけ。咄嗟に殴り返したら何故か好かれた。前の学園では、正直それが嬉しかったが、今回はそれは避けたい。またあんな目に遭うのはごめんだ。
     
     インターホンを鳴らしても中からは何の音も聞こえない。
     ホッとしながらドアノブを回し、靴を脱ぐ。
     しかし。
     
    「……靴、あるな」
     
     繰り返し言おう。今は授業中だ。本来なら靴など玄関にあるはずがない。
     いや、出してあるのはローファーだ。ワンチャン今日体育があるからスニーカーで行ったのかもしれない。
     俺が来るまで一人部屋だったんだ、めんどくさくて靴を出しっぱなしにするのもおかしくないだろう。
     俺が勝手にそう解釈し、リビングへと足を進める。
     リビングの電気が付いていることなど気にしては負けだ。
     そう思いつつも、俺の手は拳を握っていた。これは正当防衛。もし好かれても、周りには正当防衛を主張しよう。それだけで風当たりは弱くなるはずだ。
     
     ドアを開けた。はたしてそこには。
     
    「うわぁ!?」
     
     倒れている人がいた。

     
     
    「ふぁ、驚かせて悪かったな。昨日遅くて眠れてなかったんだよ」
    「……いや、特に怪我とか病気とかじゃなくて良かった」
    「体は強い方だからそんな心配は大丈夫だけど……ま、ありがとな」
     
     俺が何回か倒れている彼を揺すれば、「敵襲!?」という声と共に飛び起きた。なかなか独特な夢を見ていたらしい。
     彼は寝ていただけだった。死ぬほどビビったけどまぁ無事なら良かった。
     
     そんな彼の顔は、キリッとした目尻に、少しあどけなさの残る大きい黒目が印象的な、歳相応の顔をしたクール系イケメンだ。あくまでもクールなのは顔だけだが。
     黒髪に金のメッシュが入っており、幼さの残る顔立ちながら、そこそこに高い身長からか威圧感を少し感じそう。感じそう、という言い方なのは、実際の彼からはそこまでの威圧感を感じないからだ。筋肉も付いていそうなのに体つきはどこか華奢で、具体的に言うなら腰あたりが若干エロい。なんか嫌だな、こう考えちゃうの。前の学園でもそういうのばっかだったから、俺も少しその学園での風習が染み付いてしまったらしい。
     
     だが、こういう考えになるのもおかしくないと思う。
     目の前にいる彼は、少し乱れた服装に、若干煙草のような匂い。例えるなら、昨日は歳上の男とヤリました、とでも言いたげな。
     俺が何となく目を逸らせば、彼は「あ」と気づいたような呟いた。
     
    「そういや俺シャワーすら浴びてないんだよな……。シャワーだけ浴びてきて良いか? 待っててくれたら職員室まで案内するから」
    「じゃあその間俺準備でもしてくる」
    「おけ、すぐ行ってくる」
     
     彼もヤンキーのような容姿をしているが、前の学園にいたあいつと比べれば態度は柔らかい。
     ここの学園は閉鎖度は前の学園と比べてかなり高そうだが、居心地は良さそうである。
     
     
     とりあえず待っている間に荷物でも軽くまとめようかと部屋を見渡す。キッチン、トイレ、風呂、クローゼット。前の学園と比べれば随分狭い。個室は無く、今いるリビングの端に二段ベットだ。カーテンは付けられている。ベッドの反対側には机と簡易本棚。
     なんとなく本棚を覗き込めば、そこには大量のファッション誌だったりマナーブックだったり、それから……
     
    「……エロ本。しかもゲイ向けの。ってどんだけ出てくんだよ!?」
     
     漁れば漁るほど出てくる。マジかよ、あいつあんな顔してこんな……こんな……。
     
     
    「あっ、おまっ、何見てんだよ!」
     
     烏の行水か?
     いやシャワーだけって言ってたしこんなもんか。
     パンツとインナーだけ着ている彼は慌てたように俺の持っていたエロ本の束を取り上げ、そのまま胸元に抱えた。エロ本をそんな大事そうに護るやつ初めて見たよ。そんなことよりも服を着ろ。
     
    「これ俺のバイブルだから勝手に触んな」
    「エロ本を人生の支えにすんな」
    「しょうがねぇだろ、これが無きゃ生きていけねぇんだから。命助けられてんだよこいつに」
     
     どんだけ性欲に忠実なんだよこいつは。前の同室者と比べて常識人だと思っていたが、どうやらその認識は改めなければいけないらしい。
     
    「ところで、俺のバイブル漁ってたってことは荷物の片付けは終わってんだよな?」
    「あっごめん! まだだった!」
    「すまん、正直荷物放置されてたし分かってて聞いた」
     
     意地悪く聞かれ、咄嗟に答えればくすくすと笑いながら謝られる。いやお前が謝る必要は何一つとして無いけどな。完全に準備してなかった俺が悪い。
     
     高速で荷解きを終わらせ、最後にクローゼットを開ける。
     そもそも俺がここに持ってきたものなんて、貴重品と本と少量の雑貨と衣類ぐらいしかない。すぐに荷解きは終わる。
     
    「あ、そうだ。お前の制服、クローゼットん中入ってるから。サイズもぴったりだと思うぞ」
    「マジで? ……ホントだ、入ってる」
    「じゃあ着てみろよ、俺も着替えるから。……そうだ、着方とか分かんなかったら遠慮なく言えよー」
    「はーい」
     
     ……制服に着方分からんとかある???




    「職員室あっちだからな」
    「その前にATMとかないか?ここ」
    「ここ全部無料だぞ」
    「は!?特待生制度とかは!?」
    「んなもんこの学園にない」

    特待生、という苦い思い出しかない単語を口に出せば、あっさりとそれは否定される。

    俺は現在、同室者もといヨルと職員室へと向かっていた。
    彼も副会長さん同様、ファーストネームしか名乗られなかった。何、この学園ってみんな仲良しなの?だから名字は名乗らないの?
    俺はそう思いつつ名乗ると、ヨルには「ふーん、外の世界って感じだな」と軽く流された。意味分からない感想だ。


     ヨルは不良らしい外見をしているくせして、詰襟の制服をしっかり規則通りに着こなしている。俺も同じ格好だ。
     驚いたのは、本当に制服の着方が分からなかったところだ。
     
     というのもなんだが、この学園の制服は普通の学ランなんかではなかった。
     
     ワイシャツを着るまでは良い。
     
     何故かベルトを上半身に締め、ベストを着用し、クラヴァット? とかいう白いスカーフらしきものを巻いて、それをベストの中に収まるようにしまう。
     これ、明らかに上に着るの学ランじゃなくて百歩譲ってブレザーだろ。学ランを脱いだらまるで中世貴族のような格好だ。しかもこの学ランとベスト、やたら重い。
     スラックスは履くだけだが、何故か利き足である右足の太ももに制服の上から太いベルトを巻いている。上半身のベルトと言い、拘束具多すぎじゃない?
     極めつけに、普通に履いてきたローファーを履こうとすれば、ヨルにこれを履けと靴箱から底がゴツいショートブーツを渡された。いやいやこんなん校則違反だろと抗議すれば、なんとこれが学校指定のものらしい。
     何この学校。
     
     最後に学生帽を被れば、立派な夢ヶ丘スタイル、とのことだ。ゴチャゴチャした制服だな。
     しかし、色はモスグリーンのような暗めの色で統一されているからかまとまって見えるし、あんなにゴテゴテとしたものを付けているのにすっきりしたシルエットに見える。謎制服だ。
     まぁ確かにこんな制服なら着崩そうとは思わないかも、なんて隣にいるヨルを見上げた。
     
     
    「あ」
    「どうしたヨル?」
    「今アサヒからそのままお前のこと連れてこいって。お前、俺と同じクラスだったんだな」
    「へぇ……?」
     
     よく分からないので適当に相槌を打っておく。
     アサヒ、というのはヨルの友人だろうか。
     
    「俺ここ一週間ぐらい学校行ってなかったから分かんねーんだよなぁ……」
    「サボり?」
    「公欠に決まってんだろ」
     
     公欠に決まってるのか?
     不良と言えばサボりはセオリーな気がするが。
     いやそんなことより、公欠ってなんだよ。
     
     確か前の学校では、生徒会役員とか風紀委員は仕事が多いから公欠とかあったけど……
     そこまで考えて、俺はハッと気がついた。
     
     前の学園では同室の不良なんていうやつは何の役職にもついてなかったけど、ヨルは違うのでは? ちょっと変態っぽいけど制服はきっちり着こなしているし、フレンドリーだから役職持ちである可能性もあるのか。
     役職持ちイコール人気者。
     
     その方程式を思い出し、俺は少しヨルから距離を取った。

    「? どうした」
    「い、いや……なんでも」
    「なんでもって顔してねぇだろ……っと、着いたぞ。ここが一年S組だ」
    「S組!?」
    「うぉっ!?」
     
     大きな声を出してしまったことでヨルがビクッと肩を震わせるが、これは驚かないわけにはいかないだろう。
     
     だってS組だぞ!? 前の学校では成績の良いやつしか入れなかった、あの!
     ……まぁ俺は叔父に言われて入ってしまったけど。
     それにしたってここは叔父の権力が及ぶ場所でもないし、俺には入学試験すら受けた記憶が無いのだから、S組だと言うのもおかしな話ではないか?
     
     しかし、よくよく考えてみれば、役職持ちの疑いのあるヨルと同じクラスということは俺もS組なんだろうということには気づくべきだったか。いまいちこの学園についてよく分かってないから何とも言えない。
     
    「センセー、転校生連れてきましたー」
     
     そんなことを考えていれば、ヨルはガラリとドアを開けてズカズカ教室内へ入って行ってしまった。
     授業妨害とかにならないのか。良いのか?

    「おーヨル、おはよう。久しぶりだったな。怪我とかしてないか?」
    「腰がちょっと痛いけどそんぐらいっすね。俺のことはさておき、転校生っすよ」
     
     公欠明けて早々怪我の心配されるって何? 病気ならまだしも怪我の心配って何??? やっぱりヨルは不良なのか??? 喧嘩してそうとか思われてるのか。話した感じしなさそうだけど。
     あとヨルはしれっと腰が痛いとか言うなよ。何で痛いんだよ。俺の予想通りなのか? そうなのか???
     
     そんなことを考えていれば、先生らしき人はようやく俺に目を向けて手招きした。
     
     ここの先生は、金髪をオールバックにしており、ニヒルな笑みを浮かべている。なんというか、ホストのようだ。
     ……ホスト先生か。前の学校でもそんな感じだったんだよな。
     なんか確かあの時は下の名前で呼ぶように言われて……、
     
     
     あれ? そういや今ヨルも名前呼びされてたな?
     
     
     ということは、この学園では別にそういうのは大丈夫ということなのだろうか。
     不安になりながらも、俺は手招きされた教壇の方へと向かった。
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