酒飲んで酔っ払いになってる話たまたまサンクレッドに付き合って出掛けていた。それで、彼のリンクパールが鳴ったのが日が沈んだ頃だった。
「今からか? ああいや、大丈夫だが、連れがいても良いか? わかった。イシュガルドだな。ああ、また後で」
「……ジルの声だったと思うけど」
「聞きたいことがあるらしい。が、これはあれだな。飲みの誘いだ。連れがいても良いそうだが、来るか」
「行く」
それから、イシュガルドの酒場、忘れられた騎士亭という場所に来た。入ってすぐ地下へ向かうようになっていて、降りていくと、一人で席を陣取る彼女がいた。今日は大剣を持っているようで、割と重装備、第一世界でよく見た姿だった。机の上には三人分のグラスと、ボトルが数本。マジか、一人でもう数本空けたのか。
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