o_juju_Pd3fJ @o_juju_Pd3fJ ゆちょのえっちなやつとか小説とか落書きとかラフとか置く場所過去絵まとめ→https://plus.fm-p.jp/u/torinosu5571 ☆こそフォロ 絵文字で応援する 絵文字をタップすると送信します ポイポイ 198
o_juju_Pd3fJ☆こそフォロかきかけひぐちょゆちょのゆちょtkb攻め(癖)そろそろナンバリングとかしないとその後のその後じゃ分からなくなる… 表示 非表示 すべて表示(1259文字) タップで全画面無断転載禁止 リアクションをたくさん送って応援しよう! よく使う人気おやつその他支払処理中 作者からのリプライ 気になる人をどんどんフォローしよう!☆こそフォロ o_juju_Pd3fJらくがき 1290 o_juju_Pd3fJらくがきついの棲家⑥午後になると脹相は仕事に戻ってしまった。 悠仁はリビングに件の資料を持って来て眺めている。 俺は脹相が好きだ。 でも心中してまで独り占めしたいとは思わない。兄として兄弟を支えて来た背中を見ていたし、そういう姿を尊敬している。脹相は弟達が大好きだから囲まれていると心底幸せそうなのだ。それを壊してまで手に入れたいだろうか? 何故俺だけ女の傷が見えるんだろう。そもそもなんで傷があるんだろう。大方兄の執着の賜物だろうが、それが助けを求めるように見えるのは。 俺が、外の子だから? 「分からん、俺馬鹿だもんな!先のこと考えよ!まずは脹相を自由にしてやらねえと」 悠仁はこの家、土地自体を手放すことを脹相に提案した。蔵のものは全て売却し家は壊し、土地は売る。その金で仕送りや学費を払い終え、別の場所にこの家程ではなくとも新しい家を買って兄弟達が帰れる場所をつくる。 1874 o_juju_Pd3fJらくがきついの棲家⑤リビングで二人、悠仁が作った焼きそばを食べていた。脹相は時折悠仁が氷を入れたビニール袋にタオルを巻いた氷嚢を左頬に当てている。脹相はぽつりと呟く。 「美味い」 「焼きそばはやっぱりこのメーカーだよな。麦茶も飲めよ」 悠仁はポットから脹相のコップに麦茶を注ぐ。 「悠仁……」 「なぁに?」 「ありがとう……」 「まだ脹相助けてねえから」 「そうだな……」 二人は昼食を食べ終わると再び脹相の部屋へ移動した。脹相は押し入れからダンボールに仕舞われた資料を取り出してくる。脹相が悠仁に見せてくれたのは家系図と古い新聞のコピーだった。脹相は静かに口を開く。 「まずはこの家の怪異から話そうか…… この家では時折女の泣き声が聞こえる。啜り泣く声、何か話している声を聞く者もいる。あとは土を掘るような音が聞こえる。これは特に夜中だな。俺はどちらも聞こえるし、弟達も聞こえる。おそらく母も聞こえていたと思う。……多分、家系的に霊感のようなものがあるのか、この家じゃなくても俺達兄弟は幽霊を見たりすることがあって、最初は特に何とも思わなかった。」 2374 o_juju_Pd3fJらくがきついの棲家④「悠仁、まだ俺の鼻の上に傷が見えるのか?」 この家に来たばかりの頃脹相の鼻上の傷が気になり、兄たち皆んなの前で言ったことがある。 どうして脹相兄ちゃんのお鼻に傷があるの?と。兄たちは揃って、キョトンとした後一斉に脹相の顔を確認して、そんなもの無いよ?と優しく答えてくれた。何か汚れでも付いていたかな、と脹相自身も鼻上を掻くだけで、悠仁はなんだか恥ずかしくなってそれ以上皆んなの前で傷の事を言うのはやめてしまった。 だが二人きりになると、どうしても気になってしまって脹相の鼻の傷を撫でてあげたりしていた。脹相も初めは笑いながらも悠仁は優しい子だなと褒めてくれさえしたが、ある時からはハッキリと否定されてしまった。そんな傷は無いんだから、もう傷の話はしない事。それからは見えていても口に出さないようにしていた。そして傷が血を流すのを見たのは昨夜が初めてだった。 1464 o_juju_Pd3fJかきかけついの棲家③轟轟と音を立てて家が燃える。熱い。ああもう消火も無理だ。兄たちはちゃんと避難しただろうか。 兄は、 兄は、そうだ今は脹相しか居なかった。脹相は、何処に。 悠仁は燃える家に近付こうとする。 熱い。 脹相! 炎の中に人影が見えた。背格好から言って脹相に違いない。 脹相! 人影は悠仁の呼び掛けに振り向くと手を振った。 さよならを言うかのように。 脹相!駄目だ!行くな!戻ってこい!脹相! 悠仁が汗だくで目覚めたのは朝5時。外ではもうセミが鳴き出している。一階に下りて風呂場へ向かう。今日は登校日だから一旦シャワーを浴びたかった。 悠仁が脱衣場から出ると脹相が起き出して顔を洗おうとこちらに向かってくる所だった。 「おはよ」 「おはよう、早いな」 1594 o_juju_Pd3fJかきかけ下書き18↑?y/n 2859