「なぁー傑ぅ~どうやって好きな子と付き合えばいーの」
「……君の性格からして誰とも付き合えないよ」
少し間をあけ、ニコッと笑いそう言った夏油に
五条は前を向いていた顔を夏油の方に向けたと思ったらすぐに、
「は?何言ってんのオマエ」
と、返ってきたが 事実だろうと夏油は思ってしまった。
実際一日に一回外で見掛ける時は隣に女性が居るが一日ずつに
女性が変わっている事があるからだ。
「で、悟の好きな人は誰なんだい?君が好きと言うのだから
凄く可愛いんだろうね。」
そう聞かれた五条はスッと目を反らし首に手を当てて
何か思い出したのかと思うぐらい顔を赤くし、ボソッと話した。
「……ゆーじ…………」
「え」
夏油は少し口をあけぽかーんとしていたが、直ぐに気を取り戻し、
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