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    yuga_ga23

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    3/17 HARUコミ無配の父水。
    支部掲載『夜半に口付け~』の続編『焦土より』(4月発行予定)
    の幕間の話となります。
    成人向けのため、当日は年齢確認をさせていただきます。

    別ジャンルオンリーのため机の上には出しておりません。お手数ですが年齢確認できるものをご準備の上、無配希望の旨お声掛けください。
    東6ホールみ30b ウかんむり にて。
    後で支部に全文掲載いたします。
    パスはR18 y/n

    #父水

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    DOODLE天使の漣
    天使 平日の十四時のカフェなんて、人気のないものだ。タケルとの待ち合わせまで、時間つぶしに入っただけの漣にとって、それは都合のいいことだった。どこかの日陰でやり過ごすには暑すぎる日だった。
     心地いい雑音と、ゆったり氷の融けていくアイスティー。机の上に溜まっていく水滴を尻目に、背中の違和感が増す。漣は何度も姿勢を変えながら、じんわりと広がる痛みに眉根を顰めた。普段ならしまっているはずの羽が、窮屈そうに頭を出す。
     自身が天使であることは、タケルには隠していなかった。満月の夜にしか姿は変わらないし、日常生活に支障はない。ただ、こうして時々、背中が痛むのだ。早く人間の殻から解放されたいというように。
     人間でありつづけることを選んだのは漣自身だった。天使の母親と人間の父親の間に生まれ、父と共に暮らすことになったその時に、その運命は決められた。強い存在であることを望まれながら、人知の及ばない力が身体を襲う時、自分の存在意義がわからなくなる。漣にとって、満月とは煩わしいものだった。一種の呪いに、血を恨む。顔も知らない母親は、どうして父となど交わったのだろう。堕天する気もなかったくせに。
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