Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    2%(にぱ)

    Twitter @kennyou1000ml です

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 24

    2%(にぱ)

    ☆quiet follow

    オエちゃんよく死ぬ 若干リョナ?

    Tap to full screen (size:768x1024).Repost is prohibited
    🍑❤❤💖💵✨
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    あおい

    MOURNINGフィガロの得意な魔法にドン引きする賢者ちゃん(♂)俺が引いていることだけは感じ取っているらしいフィガロが、先程言った通り小さな花火を魔法でつくっている。
    それをぼんやり目に映しながら、今度は俺自身の心が背筋を寒くする。
    おそらく、俺に得意な魔法は何?と聞かれたから実際にやってみせた、それだけだ。
    彼にとってはそれだけのことでしかない。
    耐え難い苦痛と、それを一瞬で忘れさせる高揚。甘い声。
    正しく麻薬だ、と思った。あんな魔法を本気で、例えば恒常的に使われたら人の心はどうなってしまうんだろう。
    誰かに使ったことがあるのか、とか、なんでそんな恐ろしい魔法を何も言わずに試すんだ、とか、言いたいことは色々あったが怖くて言えなかった。
    ただぼんやりと、彼が魔法で生み出した暖かい光を見ている。
    そんな俺を見てやっぱり見た目に分かりやすい方がいいのかな、などと言いながら彼は嬉しそうに笑う、いつもの笑顔だった。
    フィガロ先生、と自分を指すときの優しい顔だ。
    「フィガロは」
    「うん?」
    知らず言葉がこぼれる、何を言おうとしたわけでもない。
    何も続けられず、かと言ってなんでもないとも言えず、俺はそのまま黙った。
    自分の手元を見つめて押し黙る俺にフィガロは何 875

    zo_ka_

    REHABILI大いなる厄災との戦いで石になったはずのネロが、フォル学世界のネロの中に魂だけ飛んでしまう話1俺は確かに見た。厄災を押し返して世界を守った瞬間を。多分そう。多分そうなんだ。
     だけど俺は全て遠かった。
     ああ。多分、石になるんだ。
    『ネロ!』
    『石になんてさせない』
     ぼんやり聞こえてくる声。クロエと、後は、ああ……。
    『しっかりしろ、ネロ!』
     ブラッド。
    『スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク』
    『アドノポテンスム!』
     はは、元気でな、ブラッド。早く自由になれると良いな。囚人って身分からも、俺からも。
    『ネロ……‼‼』
    「……」

    「なあ、ブラッド」
    「何だよネロ」
    「今日の晩飯失敗したかもしんねぇ」
    「は? お前が?」
    「なんか今日調子がおかしくてよ。うまく言えねぇんだけど、感覚が鈍いような……」
    「風邪か?」
    「うーん」
     おかしい。俺は夢でも見てるんだろうか。ラフすぎる服を来たブラッドがいる。それに、若い。俺の知ってるブラッドより見た目が若い。傷だって少ない。
     何より俺の声がする。喋ってなんてないのになんでだ?
    「ちょっと味見させてくれよ」
    「ああ、頼む」
     体の感覚はない。ただ見ているだけだ。
     若いブラッドが目の前の見たことのないキッチンで、見たことのない料理を 2283