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    破色のぽいぽい

    @diolete

    らくがき 半端な小説 ニッチ作品 18作を置いておく

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    破色のぽいぽい

    DOODLEスミスとブレイバーンのパロコメディ導入の小ネタ

    ◇このネタ最終話ごろからあったんだけど、ブレイバーンが消えちゃった上に、スミスとの関係性をどう考えていいか迷ってたのでさわりだけしか作ってない
     スミスもブレイバーンも一緒においしいものいっぱい食べてくれ
    私とデートをしよう──ルイス・スミス。君に頼みがある。

     朝起きて、鏡に写ったブレイバーンから藪から棒にそう告げられた。
     そもそもブレイバーンと俺は、俺がブレイバーンでブレイバーンが俺であったはずなのに、こうして会話ができる時点で何かがおかしいのだが、寝起きの頭と、地球外生命体との死闘やらで、俺はこの程度の自体に動じなくなっていた。鏡の向こうに見えるブレイバーンは今日も元気だ。

    ──説明しよう!私ことブレイバーンは、ルイス・スミスとその他の存在が融合した存在だが、その後、イサミ、ルル、果ては亡き友であるスペルビア、そして駆け付けてくれたATFメンバーの勇気が収束して勇気のいち概念として再び形となり、基となったルイス・スミスとは少しズレた存在なのだ。さらに鏡に写っているこの私は、デスドライブズに死という勇気を与えその先に生まれた別世界のユニバースで存在を確立している別個体でもある。
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    破色のぽいぽい

    DONEイサルイ短編小説本『water finds its own level.』収録

    テーマ:よく食べる女子会と迎えに来る甲斐性あるパートナーと気の利く我が子
    『小麦に甘さと酸味とたっぷりのクリームと深煎りを添えて』「あ、来た来た。遅かったねぇスミス」
     今回のブレイブナイツの集会場所は、東向きに設けられたオープンテラスのあるレストランで、建物でハワイの眩しい日差しを遮り、涼むことができる絶好のスポットだ。
     店内に入ると、中からヒビキが呼んでくれた。
    「おせーぞ、のろまスミス」
    「私たちもさっき集まったばかりよ」
     ヒビキに次いで、アキラとシェリーが声をかけてきた。
     スミスはテーブルに向かいながら、ウェイターにドリンクを注文した。
    「すまない。朝になってからルルが今日は行かないって言い出して」
     席に着き、スミスは朝起きた一連のごたごたを遅れた言い訳に話をし始めた。

     3人分の軽めの朝食を用意しながら突然言われた同行キャンセル。曰く、ルル今日やることあるとのことだったが、スミスが部屋を出るときになっても特に何かをしてる様子はなく、ただごろっとソファでぐだついていた。冷蔵庫や食糧庫には特に食べられるものは用意してないぞっと伝えても、やる気のない返事と手だけ振っていってらっしゃいを言うばかりだった。
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