masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 413
masasi9991☆quiet followDONE近未来とホラーっぽい大ガマさん ##妖怪ウォッチ バシリカの入り口へ ゴーストを知っているか? いいや、昔話じゃない。現代の話だ。ネットワーク上の話でもない。本当に居るんだ。俺は見た。隣の部隊の奴らも見たと言っていた。カメラに? もちろん映っていない。そうさ、何度も確認した。だが俺の目には見えたんだ。見えたはずだ。思い出せない。見えた筈なのに、どんな姿だったのか記憶にゃ残っていないんだ! 嘘じゃねえさ! 俺は見た、他の奴らも見た、嘘なものか。 俺の目は壊れちゃいない。故障なんかあったら、今日この仕事もしてられんだろう。そうさ、そうさ、点検は入ってるよ。俺の記憶にゴミが混じってるってわけじゃねえ。見たのは俺だけじゃないんだからな。今にお前も見るさ。俺が見たのもこんな夜だったんだ。 へへ。面白がらせてやろうって腹じゃねえよ。ゴーストってのは恐ろしいもんなんだぜ。昔話だ。死んだ人間の魂がどうのというやつだ。ありゃ一種のホラーだろうよ。居るんだよ、それが。死んだ人間がさ……そりゃごまんと居る。この研究所で死んだのも、居るわけだろう。そういうゴーストだ、多分。 なんだ? ノイズが。足音? いや、聞こえねえな。お前のマイクの方が故障してるんじゃねえか。フッハッハッハッハ! それもゴーストかな? 面白くなんかねえ、のに、何で笑ったんだ、俺は。 足音ね。研究員が、歩き回ってるんだろう。居るんだろう誰か。居ねえのかな。知らねえなあ、俺らなんか只の警備員だからな。 でも建物の中の足音が聞こえるもんかな。そいつは本当に足音か? どんな音だ? 解析してみるか。暇なんだもんな。アハハ。何でこんな研究所に警備員なんか必要なんだろうなァ。人間は誰も寄ってこないのにな。 録音できたか? フフッ。聞こえねえ。でもお前の方には聞こえるんだろ? こりゃほんとのゴーストだな。昔話の方じゃねえ。だってデータにしかねぇってんだもん。お前の方で解析してみろよ。えーと、位置、人数、身長、体重、体型、年齢、服装、どんなもんだ? 他には。水の音。 あ? 待て、足音だ? 外か? 中?「うるせえ野郎どもだ」 どこだ? どうした? 今喋ったのは? いない。いない! ……居る! ……見えない! 巨大な鉄格子の門の彼方に満月の見える夜だった。その明るさがじわじわと霞む。まるで薄い雲に隠れるように。あるいは、これは錯覚というものなのだろうか。男の脳髄にいくつかの仮説が浮かんだ。どれも彼らが体験したことのないものだった。つまり一種の昔話だった。「静かにしろ。何度も言ったぜ、おれは。どうも聞こえにくいみたいだな」 庭を彩る木々や草花が風に揺られた。まるでそこを誰かが掻き分け、男の方へ向かって来ているかのように。 まるで、ではない。流石に彼も感づいている。以前一度見たものだ。 しかし今夜は一段と、はっきりと輪郭を纏って見える。彼らのまだ見たことのないゴーストは。「あっ」 と彼が思わず口を開いたとき、驚愕に彼の両眼が揺れたとき、次の瞬間には彼の前にはゴーストが立っていた。 それは人の形に似ていた。青白い肌、赤い瞳、長い髪……。人間離れした濡れて光る肌、異様に大きく形の良い瞳、まるで意思を持ったかのように蠢く髪。 しかしそれは彼らとも似ていない。 通信機越しの断末魔が彼の脳髄に響いた。通信相手の身体が何かに押し潰され拉げた音だった。 もちろん、親しい同僚だった。同じ仕事で、付き合いも長かった。従って彼もまた何かしらの悲鳴を上げそうになったが、ゴーストの伸ばした腕によって首を押さえつけられ声が出ない。彼の身体はそこに発声機があるのだった。「あんたらに用はないが、無駄に死なれちゃ目覚めが悪い。……なあ、そういう感覚は、わかるかい?」 軽妙な口を利いて、ゴーストはニッと唇の端を釣り上げて笑った。その口の中が真っ赤なのが、背後の建物のガラス窓に乱反射する月明かりに照らされて、見える。「見つからないようにするんだ。それか、静かに逃げるのもいい。そこの門が開けられるならな」 ゴーストは親指を立て背後を指差す。門は硬く閉まっている。では、このゴーストはどこから入ってきたのだろう?「何にせよ振り返るなよ。何かが聞こえたとしても」「あ、足音……」 彼は、締め上げられた発声機を震わせて、たまらず呟いた。「し」 と短く、ゴーストは囁く。唇の前に人差し指を立て、風のような音色で。 発声機から手が離される。その途端、遂に彼の記憶は月光に照らされたかのように明るく、まざまざと輪郭を取り戻した。 足音が聞こえる。ひとつ、ふたつ、みっつ、姿が見える。うじゃうじゃ居る。子供……か……人間の、子供……くらいの……池いっぱいの……。彼の脳髄のデータによると。 彼が以前見たものは、今、出会ったゴーストとは違う。内部の警備をしていた際に見たそれ、その足音が、また聞こえる。「しーっ」 再び囁き、唇に人差し指を当てたゴーストの仕草は、それもまた昔話の一節のようだった。 彼は声の方向へ振り返ろうとした。が、既にゴーストは、彼の巨躯をすり抜けて研究所の扉へ手をかけている。 それは本当にゴーストなのか? 昔話の通り、死んだ人間の魂なのか。或いは、物や動物のゴーストも、昔話にはあったはずだ。そうなのかもしれない。今彼が見たゴーストの正体は? 彼は振り向いて今一度その姿を両眼に収めようとした。機械の心に湧いた好奇心だ。しかし同時に、忠告の声を思い出した。振り返ってはいけない。足音……。そうだ、昔話にあるような一種の怖気を、彼は感じていた。(了)Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE道タケ漣のキスの話二人ですること 今日のコイツは見るからに機嫌がいい。一体何があったんだ? ……どうせ、些細なことだろう。昼に食った円城寺さんの弁当が、ウマかったからとか。いや、円城寺さんの弁当は大抵ウマいけど、今日は俺とコイツの好きなおかずがたくさん入っていた。 そういうのだけで、あんだけ上機嫌になる単純なヤツ……は普段よりも文句は少な目、騒がしさは上で、円城寺さんの買い物にも付き合って荷物持ちをさせられ、円城寺さんのアパートに着いてからも食材や日用品の収納の手伝いのためにそう広くないアパート内をあちこち行き来していた。円城寺さんの後ろにくつついて。まるで飼い主の背後をちょこちょこと着いて回る犬みたいだ……と見てて思った。 「タケル、漣。午後からずっと家のこと手伝ってくれてありがとうな」 1704 masasi9991DONE膝枕したい道タケ漣デカくてやわらかい「いつも、してもらうばっかだろ」 「あん?」 「お返しにこっちからできねぇかって話だ。……オマエはそんなこと考えねーか」 「らーめん屋がやりてーっつーからやらせてやってるだけだ。オレ様はカンダイだからなァ……その、ヒザマクラっつーやつも」 「そうか」 畳に胡座かいて座ってるチビがオレ様を見下ろしてフッと鼻で笑った。意味わかんねーからムカついてその喧嘩を買ってやろうかと思ったが、メンドクセえ。寝転がったままチビの言ってたことを考える。 ヒザマクラ? ヒザっつーか、太ももをマクラにするやつ。よくらーめん屋がやってる。 らーめん屋の太ももは枕としてはそれなりに悪くない。らーめん屋の暑苦しい体温も寝るのにはちょうどいいし、頭や背中を撫でてくる手がそこにあるのもいい。つまりらーめん屋が勝手にやってりゃいいんだ、そういうのは。 2159 masasi9991DONEおやすみの前の道タケ漣一番いい場所「しまった。あれを忘れてた」 さあ電気を消して寝ようか、という瞬間に急に思い出して布団を出た。タケルが「え」と呟いた。漣は、「ハァ?」だって。二人ほとんど同時に。 あれ、っていうのはあれだ。大した用事じゃない。しかし寝る前に片付けておかないと、明日朝起きてからだと……。ともかく大したことじゃない。布団を出て、台所に立ってやり残したことをすべて片付けた。ものの十分ぐらいだ。それでも罪悪感をたっぷり抱えて、再び寝室に戻った。 だってさっきの二人の一言、寂しそうだったじゃないか。まあ、一言というか一声、たったそれだけだったし、寂しいったって別にドアを挟んですぐそこにいるんだし、そもそも自分の自惚れが大げさに感じさせているというのは大いに否めないが、あの反応がかわいくてたまらなくて。 1347 masasi9991DONEお昼寝する道タケ漣うたたね とん、と寄りかかってきた円城寺さんの重みと熱と、すぐ近くに聞こえる規則正しい寝息。それから心臓の音……は、俺のか、円城寺さんのものか、どっちかわかんねぇ。ドキドキする。それと向こう側で不貞腐れてるヤツの、横顔。 優越感――思わず口元が緩んだ。とはいえ、横目で円城寺さんとソイツを眺めながら、胸ん中に浮かんできたのはそれだけじゃないって気もしてる。 ソイツが子供っぽく尖らせた唇の、薄いピンク色に少しだけ見とれた。 「静かにしてろよ」 小声で呟く。が、思ったより自分の声が部屋ん中響いた気がして、慌てて円城寺さんの顔を覗き込んだ。……大丈夫だ、起こしちゃいねぇ。俺の肩を枕にして、円城寺さんはすっかり眠ったままだ。 1366 masasi9991DONE寒い朝の道タケ漣冬の朝のいたずら 小柄な二人の背中が、ちゃぶ台の前で小さく丸まって座っている。喧嘩は一時中止らしく、寒い寒いと口を揃えて不満を漏らしつつ顔を洗って部屋に戻ってきていた。 二人とも、この間自分が買ってきた青と赤の半纏をそれぞれ羽織ってくれている。分厚くて温かいそれで着ぶくれした後ろ姿はまるでハムスターや兎のような小動物が寄り添っているかに見えて、思わず口元が緩んだ。買ってきたときは二人とも微妙そうな顔をしていたけど、やっぱりよく似合っているし、こんな寒い朝にはぴったりだ。 「洗面所、そんなに寒かったか? まあ飯を食ったら温まるさ」 「洗面所も、この部屋も寒い……」 「らーめん屋、自分の家なのに寒いかどうかもわかんねーのかよ」 1540 masasi9991DONE夜の道タケ漣風景 五 隣でもぞもぞと動く気配がして、目が覚める。まだ、夜中だ。部屋は真っ暗だけど、気配と体温で動いているのはタケルだとわかる。 ふと身体を起こしたタケルは、トイレにでも行くのだろうか……。半ば夢のようにぼんやりとそんなことを考えていると、起き上がったタケルがこっちを向いていることに気がついた。それから、すぐに布団の中へ戻ってきた。さっき起きたときと同じところへ。……と思ったけどどうやら違う。自分が目を覚ましたときより、ぽっと暖かくなった。タケルの体温だ。 一度起き上がったタケルがこちらに寄りかかってきて、頬を自分の胸のあたりに押し当てている。心地いい重さだ。顔を覗き込むと、すっかり眠っているらしかった。うつ伏せ気味の背中も穏やかに上下している。きっとさっき起き上がったときも、寝ぼけていたのだろう。 1280 recommended works mdtnPAST2015.05 妖ともアフターで描いたスケブ。フレさんの創作キャラしもべケータ君 mirokanDOODLE手癖でぬらりひょん議長殿とエンマ大王さま 2 tukikagematariPASTアンソロの特典に作った集合写真 tukikagematariPROGRESSパレのグッズらふ 蛙鳴ろたREHABILI動けないからリハビリしてたんです y_juktpboDONE妖怪ウォッチワイ学園アースウォーカーNOA描いてみました 今までのよりかはいい出来ꪔ̤̱ꪔ̤̱ꪔ̤̱ masasi9991DONE近未来とホラーっぽい大ガマさんバシリカの入り口へ ゴーストを知っているか? いいや、昔話じゃない。現代の話だ。ネットワーク上の話でもない。本当に居るんだ。俺は見た。隣の部隊の奴らも見たと言っていた。カメラに? もちろん映っていない。そうさ、何度も確認した。だが俺の目には見えたんだ。見えたはずだ。思い出せない。見えた筈なのに、どんな姿だったのか記憶にゃ残っていないんだ! 嘘じゃねえさ! 俺は見た、他の奴らも見た、嘘なものか。 俺の目は壊れちゃいない。故障なんかあったら、今日この仕事もしてられんだろう。そうさ、そうさ、点検は入ってるよ。俺の記憶にゴミが混じってるってわけじゃねえ。見たのは俺だけじゃないんだからな。今にお前も見るさ。俺が見たのもこんな夜だったんだ。 へへ。面白がらせてやろうって腹じゃねえよ。ゴーストってのは恐ろしいもんなんだぜ。昔話だ。死んだ人間の魂がどうのというやつだ。ありゃ一種のホラーだろうよ。居るんだよ、それが。死んだ人間がさ……そりゃごまんと居る。この研究所で死んだのも、居るわけだろう。そういうゴーストだ、多分。 なんだ? ノイズが。足音? いや、聞こえねえな。お前のマイクの方が故障し 2319 menkolaboDOODLE妖怪ウォッチのケータママ キュウビDOODLEイナUSAコンビが好き 2