masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 425
masasi9991☆quiet followDONE土蜘蛛さんと小さい大ガマさん出会ったばっかりの頃 ##妖怪ウォッチ 居候 さてその姿になってから、幾日か過ぎた。 これが見た目の通り只の大蛙ではなく、妖怪か、はたまた別の何かであるのか、それについては薄々感ぜられていたことではあるけれども、あの日このような姿に変わってからは疑いようもなくなった。 妖怪である。人の子の姿に化ける。どこにでも居るものではないが、驚くほど珍しいというわけでもない。化け蛙だ。 正体がわかれば不思議でもない。得体の知れぬ蛙にいつまでも居座られるのはどうにもこうにも納得がいかぬものであったが、こちらと同じ妖怪となれば少しは気が許せる。 とはいえまだ幼いこれには、小難しい話も通りそうにないが。 しかし、突如として人に化けたものだから、未だこちらが慣れぬ。当人はまだ蛙のつもりらしく、朝起きると吾輩の額の上に腹を乗せて寝ていたりする。それが只の大蛙であるならヒンヤリとするだけで大した問題でもない。しかし実際は、五つか六つか、そのくらいの童の姿なのである。ズシリと重い。鼻も口も息が詰まる。目を開けようにも開けられない。寝惚けながら振り落とし、起き上がってみると見慣れぬ童が、まんじゅうのように丸まって座敷の上に転がっている。吾輩が振り落としたために、畳の上をころんころんと転がって……まだ眠っている。唖然。 未だ慣れず、朝のたびに唖然とする。ややあって、あの大蛙だ……と思い出し、寝惚け眼を擦って見れば、「ゲコゲコ」などという寝言を呟いていたりする。 まだあちらも慣れぬ姿で、声ばかりは本性を隠すことができないらしい。 ここのところ、朝も早くからこのような調子だ。日が昇りこれが目覚める頃になれば、さらに騒がしいことになっていく。 追い出さぬのか、とあちらこちらから問われはする。特に長く吾輩に付き従う者たちが、ときに呆れて、ときに笑いながら、問うてくる。 そうしても好いが、そうせずとも好い。 この勝手に住み着いた居候が害となることはそうそうあるまい。それに面白くもある。吾輩の座敷に入り込んで、ただ昼寝をしているだけの妖怪なんぞ、ついぞ出逢ったことがない。 だがただの蛙だ。家主に断って住み着く蛙も居らぬであろう。そういうものだ。 さて今朝も吾輩は一人、寝床から起き上がって一通り驚いた。そして子蛙はいつもと同じく床の上をごろんごろんと転がりながら夢うつつに眠っている。 今日は吾輩の枕元まで転がり戻ってきたようだ。そして仰向けになって、手足をだらんと大の字に伸ばす。これは春の陽気のせいだろうか。これまでは腹を内側にして丸まっていたが、それは昨日までの激しい寒さを凌ぐためだったのかもしれない。すると吾輩の額へ乗り上げていたのも? 他にやりようがあるであろう。 などと考えていると、仰向けの子蛙の目が急にパチクリと開いた。「起きたか」 声をかけると、喉をごくりと鳴らす。ゲコ、と高く一声鳴くかと思ったら。「つちぐも!」 なんと今日は言葉を発した。無論、妖怪だ。妖怪なら、話しもするだろう。これまでも耳に聞く分だけは、判っていたようだったから。「どこで喋ることを覚えたのだ?」 訊ねてみると、口をつぐんで尖らせた。目は至って真剣である。しかし喉で、グ、と思わず鳴き声を漏らしていた。 どうやらまだ練習が必要だということだ。(了)Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONE虎牙が2人で練習してる道タケ漣コツコツ練習!「ほら、さっさとやれ。簡単なんだろ」 「ッ……たりまえだ! 最強大天才のオレ様にかかればンなのォ……」 威嚇している。コイツに似てるヤツを動画で見たことがある。初めて出会う犬や人間に威嚇をしている子猫だ。コイツは俺の手元の円城寺さんのぬいぐるみに向かって威嚇している。言ってることとは裏腹に。 「じ、じっとしてやがれ、らーめん屋」 「ぬいぐるみは元から動かねーって」 「うるせェ!」 ……でも、ちゃんとぬいぐるみの円城寺さんを本物の円城寺さんだと見立ててる、って認識はあるんだな、と勝手に感心した。確かに円城寺さんに向かって威嚇してるときと、同じ顔をしてる。本物だったら適当になだめてあしらわれて終わるところだが……。 2285 masasi9991DONE暑い日の道タケ漣氷で冷やしていただきます 帰ってくるなり二人揃って畳の上に転がった。 「暑い」 「アチィ」 と口々に唸っている。 確かに今日は暑い。こんな日差しの強い時間に駅から歩いて帰って来るのはさぞ大変だったはずだ。部屋にクーラーは利かせているけど、きっと暑さはなかなか引かないだろう。 グラスに氷と、よく冷えた麦茶のピッチャーをお盆に準備して居間に戻る。……まだ転がっている。二人とも、顔も身体も熱で真っ赤だ。 で、着てるものをそこら中に脱ぎ散らかしている。気持ちはわからなくもないが……。 正確に言うと下着を除いて全て脱いでしまってるのは漣の方で、タケルは辛うじて着てはいる。着てはいるがタンクトップの裾はまくり上げられて、腹も、胸も丸出しだ。 2099 masasi9991DONEプリンを作ってくれる道流さんの道タケ漣プリンの話□1 ソイツが円城寺さんの腕に噛みついた。円城寺さんは笑って「こらこら」なんて言って、ソイツの頭を押し返している。 「腹減った!」 「さっき昼飯食ったばっかりだろ?」 「……違う。メシじゃねーやつ」 まだ諦めずに膝の上に乗り上げて迫ってくるソイツの前に腕を翳して、円城寺さんは顔を庇っている。何故ならソイツが本命で狙っているのは円城寺さんの鼻先だからだ。……多分。よくそこに噛みついてるから。 「オマエ、さっきも『まだ』って言われただろ」 「もう充分待ってやったっつーの! さっさと食わせやがれ!」 「うーん、でもなぁ……ちょっと前に確認した感じだと、おやつの時間にも間に合わなそうだ。食えるのは晩飯の後だな」 「ハァ!?」 1856 masasi9991DONE道流さんの話をしてる虎牙の道タケ漣 980 masasi9991DONE事後にいちゃいちゃしてる道タケ漣 1139 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143