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    baribariqflove

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    baribariqflove

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    A版速光の概念みたいな物の書き散らかし(笑)
    ラブラブ感は薄いけど、ちゃんと
    速→→(←←←)光って感じ。

    速光、書き散らかし******************





    『なぁ、ちょっと聞きてぇことあんだけど。

    別にアンタを責めるつもりもねぇし
    文句を言いてぇわけでもねぇから。

    ただ純粋になんでかなって
    思っただけなんだけどさ、

    お前

    なんで俺に好きって言ったの?


    あれっきり何も言ってこねぇし。

    何もしねぇし、
    何か変わったわけでもねぇ。

    それを言って
    俺とどうしたいとか…
    ああしたいとかこうしたいとか、
    なんかねぇの?

    好きだから、
    恋人になりてぇとか、
    手ぇ繋いだりキスしたり
    接続(セックス)してぇとか、
    自分だけの物になって欲しいとか…

    そー言うのない訳?

    ただ好きだなって思ったから
    ただ言っただけ?

    自分が言いたい事だけ言って
    スッキリしてハイお終い?


    ははっ、
    何も考えてませんでしたって顔してんなぁ。

    まぁそんなことだろうと思ってたから
    なんでも良いんだけどさ。

    何をする訳でもねーし
    言っても言わなくても何も変わらないなら、
    なんで言ったのかなって、
    不思議だっただけ。

    別に良いんだ。

    アンタにもそう言う感情が
    一応あったんだーって
    思っとけば良いって事だよなきっと。


    はぁ…、

    俺もう戻るわ。

    ちょっと呑みすぎたみてぇ。』




    試すような事を言ったのは俺の方だ。

    言いたい事だけ言ったのも。

    今日も今日とて
    マトモな返事など返ってこないだろうと
    高を括っていたのだが、
    まさかこんな日が来ようとは。

    どんなに詰っても貶しても
    反応すらしなかった奴の目が、
    強い意志を宿した碧の瞳が
    俺を真っ直ぐに捉えているなんて。




    『すまない。』




    唐突に降ってきた奴の声に
    コアの奥が揺さぶられた気がした。



    『お前がそんな事考えてくれるなんて
    夢にも思わなかった。

    ずっと、
    嫌われてると思っていたから。』



    紡がれる言葉一つ一つに
    全てを持って行かれる様な感覚に
    陥るなんて。



    『俺がお前を好いていようがいまいが
    関係ないんだと思っていた。

    お前が、
    俺の気持ちに対して
    何か感じたり
    気にしたりする事があるなんて
    考えてもみなかったんだ。』



    嗚呼…。



    『フラッシュ。』










    視界が赤く染まって行くようだ。


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