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    moguo_enho

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    moguo_enho

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    harutaさん(@haruta_69hero)からいただいた「あそこまでするつもりはなかったんです」(https://twitter.com/haruta_69hero/status/1358067959390826501)のお返しに、続きのすけべを書きました!harutaさんありがとうございました!!

    「ふ、んぅ……ぁう」
     ちゅ、くちゅ。淫らと形容するには幼いリップ音が耳の中で反響する。
     ヒーローをやっている俺も足元に及ばないほどの巨躯が、背を大きく曲げて緩く覆いかぶさる。巨体と肌が触れ合っているのに重さは全く感じない。彼の膝と、ご立派な背筋が体重を支えてくれているからだろう。
     目良さんを誘い、エンデヴァーさんと三人で飲んだ。今まで誰にも自慢できなかった最高の恋人。自分で「程よい時期まで内密にしましょう」なんて言ったのに、誰にも言えない状況は少々不服だった。幼い頃から世話になっている目良さんにだけは、とセッティングした飲み会は、とても楽しかった。個室をとったし、相手は目良さんだけだ。思う存分彼に甘えて、こんなに素敵な人と付き合っているのだと伝えたかった。

    「ひ、ぁ…ぁ、アっ」
     肩を通った分厚いエンデヴァーさんの唇が、胸の尖りを捉える。口先で軽くちゅう、と吸い上げられると、単純で微弱な刺激のはずなのに思わず腰が浮いた。俺の反応に気をよくしたのか、エンデヴァーさんは同じようにちゅっちゅ、と軽い音を立てて突起にキスをする。むずむずと腰に甘い痺れが蓄積していくのを感じて、湿った吐息を吐いた。
     先ほど大量に摂取したアルコールのせいか、風船に乗っているような浮遊感がある。無意識に剛翼で飛んでいるのかとも思ったが、百キロを超えるエンデヴァーさんの体は微動だにしていない。蕩けた思考回路の端でぼんやりと、「酔っ払っているんだな」と納得した。アルコールにか、俺のことがが愛しいと雄弁に語る瞳にか。どちらにせよ、いやどちらにも酔っているのだと把握して、俺は大人しく気持ちよさに流されることに決めた。
    「えんでゔぁ、さん」
    「なんだ」
    「きもちい……です」
     普段は素直に言えずに枕に掻き消す言葉を、今日は口に出してみる。アルコールのおかげか承認欲求が満たされたからか、とても気分が良かった。
     蜂蜜のようにとろりと甘い恋人の睦言に、エンデヴァーさんも意表をつかれたようだ。目を少しだけ丸く見開いて俺の言葉を噛み締めると、すぅと蒼い瞳が細くなる。まるで獲物を見据える猛獣のようで、ぞくりと背筋を悪寒が走るも、決して嫌な感じはしなかった。
     彼も、セックスするつもりだ。これからきちんと食い荒らしてもらえる。少しの緊張と余りある喜びが羽をパタパタと動かした。宿主の表情よりもずっと素直なその反応に、エンデヴァーさんは喉の奥をくつくつと震わせる。
    「そうか、これはどうだ?」
    「ん…すき…」
    「こっちは?」
    「そっちも、すき、です」
     エンデヴァーさんは一つずつ確認するように口づける。普段は生意気なことを言ってしまう喉仏に、自分で言うのもなんだが綺麗に浮き出た鎖骨。ほんの少し線の入った胸の谷間にもキスを落とされれば、俺はまた嬌声を上げた。まだ始まって――ベッドに入って数分しか経っていないというのに、体が熱い。彼の炎の影響かと思えば当然違って、情欲の炎でひとりでに燃えていく。
     上半身だけを曖昧に剥かれただけの格好は動きづらく、熱を逃がしきることもできずにはぁはぁと荒く息をつく。
     仕舞い込まれて下着の中で震える陰茎が痛いほどだ。たくし上げられたインナーはそのままに、エンデヴァーさんの唇が下半身に降りていくのをじっと見つめると、また意地悪に細まる瞳とかち合う。見ていろ、とでも言いたげに外されない目線に捉えられると、彼の端正な顔は下衣にたどり着いた。
    「あ…」
     じじ、と小さな音を立てて、ファスナーが下げられていく。一番下までじっくりと時間をかけて全て下げ終わると、陰茎がこぼした涙のせいでじっとりと濡れた下着が見られてしまった。
    「濡れているな」
    「ぁ……」
     ファスナーの隙間から人差し指が差し入れられて、濡れたそこを指の腹で触られる。粘度の高い液体は容赦なく彼の指先を汚した。
     フロントボタンが外される。一気に空気の通りがよくなって、あまりの解放感に声が漏れた。
    「さて、ホークス」
    「……?」
    「先ほどのお返しだ。受け取れ」
     何をですか、と声に出す前に、吐息ごと飲み込まれる。ぴったりと唇同士が合わさって、呼吸の隙も与えられない。必死で鼻呼吸をすれば今度は鼻にかかった甘ったるい声しか出なくなって、俺は羽の先を震わせる。
     下着ごと全て取り払われ、全身を生まれたままの姿に剥かれて、お返しをいただく。
     肉厚な舌が口内で暴れる。慄く俺の舌はいとも簡単に絡めとられ、先っぽから付け根まで舐め上げられる。喉の奥を舌先で擽られると苦しいのに、すぐに離れて行ってしまうと寂しくなるのはなぜなのか。上あごのざらついた部分も丹念に愛され、じゅっとわざとらしい音を立ててエンデヴァーさんの舌が離れることには、俺の薄く日に焼けた肌はアルコールを摂取していたとき以上に赤く染まった。
     居酒屋でエンデヴァーさんに仕掛けた「ちゅう」とは比べ物にならないほどの返礼品に、堪えきれずは四肢をベッドに投げ出す。荒い息を吐く恋人を労わってか、それとも意趣返しか。エンデヴァーさんは俺のおでこに小鳥が啄むようなキスを贈ってくれる。
     もう何度か体を重ねたこともあるのに、未だにキスだけで行動不能に追い込まれる自分は、やはり不甲斐ないのだろうか。霞がかった頭でぼんやりと思案していると、目の前にいっぱいに彼の顔が広がっていた。普段は敵を威嚇するように見開かれている瞳は、さざ波一つない凪いだ海のように穏やかだ。緩く上がった口角は猛き咆哮を感じさせない優しさで、灼熱にして苛烈なフレイムヒーローの面影を感じさせない。
     褥にはあまりに似合いすぎて、エンデヴァーさんにはいまいちそぐわない表情に思わず見惚れる。だから、俺は思わず口にしてしまった。
    「いっぱい……」
    「なんだ?」
    「いっぱい、ちゅう、してください」
     髭をたくわえた男くさい顔が、ほんの少しだけ嬉しそうにくしゃりと歪む。降りてきた彼の口元に食らいつけば、息を奪い程のキスが返ってくる。
    「お前が望むだけ、いくらでも」
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    moguo_enho

    DONEルケーさんからいただいたこちら(https://poipiku.com/1036026/3736398.html)に恐れ多くも文章をつけさせていただきました!
    にょどブジ―とロターせめのお話。
    炎ホ『予想外の急展開』
    たしかに新しいことしませんか、と言ったのはホークスだった。

     付き合って、初めてセックスをしてから幾年か。時間をかけて微睡むようなセックスもしたし、獣が貪り合うようなをぶつけるセックスもした。
     二人の性交はあくまでも基本に忠実。キスをして、乳首を中心にホークスの肌の温度を上げて、涙を流す屹立に触れて――最後に挿入する。お手本のようなセックスでもエンデヴァーに触れられれば体は燃えるように熱くなり、少しの刺激でも嬌声が止まらなくなるのだから、ホークスは特にこれと言って不満を感じたことはなかった。
     ある日、通販で在庫の少なくなった潤滑油を購入していた時のこと。いつも通り薬局でも取り扱っている潤滑ゼリーを注文しようとして、ふと通販サイトのポップアップが目に入った。『マンネリ防止!』『エンジョイセックス!』と派手な色で書かれたそれをクリックして、ホークスは目を見開く。
     ピンク色の卵、女の子が書かれた膣を模した筒や、球体がいくつも連なったシリコン。パソコンの画面いっぱいに広がったいわゆるアダルトグッズに、ホークスは驚いて飛び上がった。
    「どうした」
     パソコンの前で硬直したホークスを、エン 3101

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