かのんと薫と事務所にて、台本をチェックする薫
無意識か前髪を払う仕草を繰り返している
そこへかのん登場、薫を見て何かを思いついたようで表情を明るくして近づき声をかける
「かおるくん、まえがみ、かのんがとめてあげる」
「そうか、すまない」
台本に集中しており、自分が何をされているか全く気にも留めていない薫
「でーきたっ♪」
満足そうに完成を告げるかのん
「よっ、お疲れ…桜庭は台本のチェックか……うん??」
輝が訪れ、薫の姿を見て目を丸くする
そこでようやく薫は台本から顔をあげ、自分がどんな状態かを把握する
薫の前髪では、かのんお気に入りの可愛いヘアピンがキラキラと輝いている
薫はヘアピンを外そうと前髪に手を伸ばすが、
「取っちゃうの?かおるくんせっかくかわいいのに……」
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