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    bachikuyameti

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    bachikuyameti

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    bachikuyameti

    MOURNING⚠️体調不良描写あります(浩平君)

    ちょっとした性的描写あり(R15程度)
    3話少しあとくらいの時間軸
    自己解釈が多分に含まれるのでキャラ崩壊につながってたらごめんなさい
     氷室達臣は佇んでいた。初夏の日照りを浴びる人の往来を横目に、所定の喫煙所の中で煙草をふかしながら、駅から溢れ来る人影をどこかぼんやりと眺めていた。昼下がりの日差しがじりじりと肌を焼け焦がす感覚がする。目鼻先にあるショッピングモールに入って日差しを避ける事も出来るだろうに、深い息を吐きながらも視線動かすのだけをやめないのは、ただ、人を待っていたからだった。氷室の恋人である田中浩平との待ち合わせ時間から、もう既に15分は経過していた。田中が赤髪で長身の自分を見つけて人混みの中から駆け寄ってくる想像を繰り返しながら片手でスマホをいじり、罵詈雑言が残されたままのDMに適当なメッセージを送っても、既読すらつかない。氷室の眉根が分かりやすくぴくりと動く。次に電話を掛けてみる。……しばらく鳴らし続けても、一向に出る気配がない。頭の中までも反響する冷たい着信音だけが耳に虚しく響いては、まだ不安定な夏の暑さとともに体の内側へと溶けていった。募る苛立ちを誤魔化すように、煙草の煙を思い切り吸い込んで肺を掻き混ぜる。人の行き交う駅前ににちらちらと視線を寄越しながら親指でDM、電話を往復して、そのどちらにも手応えのある反応を得られないことに、デートの約束をすっぽかされたことを否が応でも認めさせられる。
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    たまを

    PROGRESS2024/6/30 「蒼の月導く夜明けの星」発行の同人誌収録の書き下ろしサンプルとなります。
    銀雪の章から4年。グロンダーズへ訪れたベレスと生き延びていたディミトリが或る切っ掛けで再会を果たし、生き延びた『意味』の答えを導き出す物語。
    ※展開上、架空のモブが登場します。
    ※銀雪題材のため甘い描写は薄いです。心の繋がりが無い訳ではないため、ディミレスになり得る可能性の線引でお読み頂ければと思います。
    【ディミレス/サンプル】ミッシング・リンゲージ

    瞼を閉じれば『彼』が思い起こされる。
    もう、九年の歳月が過ぎているにも関わらず鮮明に――。



    日課の鍛錬のため訓練場へ向かうと、一際賑やかな輪が視界に飛び込んで来る。
    「……うーん、こう?」
    「いや、こうだろ!」
    「そうだな、もう少し構える位置を下に。そうすれば間合いが捉えやすくなって、先手を踏み出せるからな」
    輪の中に居たのは数名の少年と青獅子の学級ルーヴェンクラッセの級長、ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダット。どうやらディミトリが少年達に剣の指導をしているようだった。
    「分かった、こうだ!」
    「……あぁ、そうだ! 皆、筋が良いな!」
    「へへっ、やったぁ!」
    「よしっ、そうしたら次は狙いをあの木人でく
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