パッチパチ!ギャラクシーパニック(仮)とある日…いや、日という概念も、天と地という概念もない宇宙(そら)の中。
戦士と仕立てられたリーガー達の心を救うため宇宙へと飛び立った勇者たちは、次なる惑星へと向かう旅路の中でそれぞれの時間を過ごしていた……。
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ガションガションッ
G「どうしたギャレット?何を慌てているんだ」
ギ「たっパチッたすけてパチくれパチパチGZォっパチッ」
G「…?む、あぁ、そういうことか」
ギ「おいパチパチッなにか知ってパチッいるのかパチパチ」
G「これはまた懐かしいものを飲んでいるな…フッ」
ギ「なっ何パチパチを笑っパチッているんだパチGZ!パチパチ」
G「そのオイル、どうせキラー兄弟にでも飲まされたんだろう?」
ギ「そうパチだ」
G「そのオイルには特殊な燃料が入っていてな。どうやらそれが空気に触れてパチパチと音を立てているらしい。オレも昔仲間に飲まされたことがある」
ギ「…じゃあパチパチこの音に特にパチッ害はないんだな?パチパチ」
G「あぁ。安心しろギャレット。数分もすれば落ち着くはずだ」
ギ「全くパチッ…キラー兄弟パチパチめ…」
G「…後でオレから叱っておく。あいつらも悪気があってやってるんじゃない。そう顔を顰めるな」
ギ「…あぁ。パチッパチッ」
……数分前。
B「ねぇギャレット、これ飲んでみなよ」
Q「僕たちからの贈り物だよ」
ギ「…何だこれは」
Q「…ただのオイルだよ。ねぇ?兄さん」
ギ「いつものオイルとは違うようだが」
B「フフフ…ギャレットは警戒心が強いねぇ。」
Q「仲間からのプレゼントにはまず感謝するものだと思うけどなぁ」
B「そういうことで、ほらほらグイッ、…といってみなよ?」
ギ「ふざけるな」
ガションッ
B「…これ、シーナに買ってもらったんだ。だから危険なものっていうわけじゃぁないよ?」
ギ「………」
Q「そうそう。最近とぉ〜っても頑張っているギャレットのための、僕たちとシーナからのご褒美なんだよ?」
B「それを受け取ってくれないなんて、心外だなぁ」
ギ「…っ」
Q「さっき僕たちも飲んでみたんだけど、最高に美味しかったよ」
ギ「これはどんな味なんだ」
B「やっと飲む気になったかァ……確か少し甘くて、サッパリとした味わいだったかなぁ………それと、」
ギ「それと?」
Q「なんだか面白い…って感じ?」
ギ「…それはどういう意味だ??」
B「それは飲んでからのお楽しみだよ…♪」
ガシャン
B「ハイどうぞ。しっかり渡したからね」
Q「じゃ、僕たちこれからやんなきゃいけないことがあるんだっ」
B「飲んだあとはシーナにありがとうっていうんだよ?」
Q「またね、…ギャレット」ニヤッ
ギ「あ、あぁ……」
ガシャンッガシャンッガシャンッ………
ギ「(…ぎゃ、らくしーみっくす…読みなれない文字だな…)」
ギ「(受けってしまったからには飲まなければ…放っておいたらまた面倒くさいことになりそうだ。)」
ガコッ
ゴクッゴクッ
………
パチッ
ギ「?」
パチッパチパチパチッ
ギ「っパチッ…?!?」
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考えつきは丁度2ヶ月前(2ヶ月前!?そんなに経った?!)…の3月頭でしたが、絵に起こすまでだい〜ぶかかりそうなので元のプロットに手を加えてSS風にしました。パチパチキャンディーっぽい燃料入りのオイル(ゼリー状)を飲まされて慌てるギャレットが見たかったので…。
文中にもあった通り、そのオイルの名は「ギャラクシーミックス」。過去、リーガーたちのなかで少し流行った海外の駄菓子的なオイルという設定があります。その昔、GZもトップジョイに飲まされて大変なことになったとかならなかったとか…。若者にかつての自分の影を見て、思わず微笑んでしまう展開が好き♡
多分キラー兄弟は他のリーガー達にも同じちょっかいをかけてはリアクションを楽しんでいると思います