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    前垢からの再掲、現パロ。狂い月実況の会話のみ作品。『』はコメント欄

    ゲーム配信DQ兄弟「こんばんは。DQチャンネルの兄の方、ドフラミンゴだ」
    「弟の方、ロシナンテでーす」
    「今日は視聴者からリクエストがあった狂い月というフリーホラーゲームをやっていこうと思う」
    「ネタバレは避けつつ調べてみたけど、めちゃくちゃ良作らしいな。既にめちゃくちゃ期待してる」
    「謎解き要素が強いらしい。基本謎解きはおれが担当しているが…今回はロシーがギブアップしてから手を貸すことにする」
    「えっ、聞いてない」
    「言ってなかったからな。答えがわかっても、ロシーが助けを求めるまで、リスナーもヒントを出さないように。いいな?」

    『了解!』『いっぱい悩んでね^^』『めっちゃ楽しみ〜』『新鮮な反応wktk』

    「…だぶりゅー、けー…」
    「ワクテカ、ね。めちゃくちゃ楽しみにしてるって意味だと思えばいいよ」
    「そうか。なら、まぁ、楽しみにしててくれ。それじゃあ狂い月、やっていこう。操作はロシーだ」
    「ドジ込みで楽しんでな♡」

    『まずコラさんはドジらないように気をつけてくれ』『ドジ込みwww』『ゆーてそんなドジ起こるかなぁ…』『またマイクを落とすんですね分かります』

    「マイクはもう落とさないから!!!!」
    「フッフッ…どうだかな。ほら、映像が流れてるぞ」
    「あ、ほんとだ。…めちゃくちゃ綺麗だな、これ本当にフリーでやっていいやつ?」
    「確かに、金を払いたくなるクオリティの映像だよな」
    「…お、ストーリーに入った」
    「天体観測か。最後にしたのはいつだろうな…昔両親とキャンプした時に見たっきりか」
    「父上腰痛めて大変だったやつな」

    『おいたわしや父上』『ストーリーよりその話が気になるw』『ピックアップする所ほんとにそこであってた?w』『空の話どこいったwww』

    「あぁうん、大変だったな。…お、最初の選択肢だな」
    「俺、こういうのはとりあえず断るタイプ」
    「エンディング回収か」
    「そうそう。まぁさすがにこんな早くに終わることないと思わないけどな〜」

     やっぱり行く
    ▶行かない

    〜グッドエンド?:変わらぬ日常〜

    「……………」
    「終わったな」
    「………終わったな?」
    「という訳だ諸君、視聴ありがとう。また次回の配信で」
    「待って待って待って待って待って?!」

    『兄上の悪ノリwww』『待って〜まだ終わらないで〜!』『この人たまに本気で配信止める時あるから分からん』『ほらやり直して!ロシナンテさん早くやり直して!!』

    「冗談だ。ほら、続きやるぞ」
    「ドフィたまに冗談を本気でやるから怖いんだよ…」
    「フッフッフッフッ…!」

     ロシナンテが主人公を操作し、教室の中を一通り探索する。
     プリントを教師に提出し、クラスメイトと会話していく中。教室の隅、NPCカップルの会話が画面に表示された。

    『おバカなあたしに教えて欲しいことがあるんだけどー。昨日カフェで一緒にいた女、誰?』

    「………おっと?」
    「あー…恋人は大切にしろよ、お前ら。恋愛するなら燃える恋より、穏やかな恋を選べ」
    「なんで?」
    「刺激を求める恋は熱しやすく冷めやすいからだ。高揚感や興奮を覚え、もっともっとと欲深くなる恋愛は依存しやすく、冷めやすい。相手と共にいるだけで幸福であり、リラックスできるような恋愛が理想だ」
    「ふぅん…」
    「興味無さそうだな」

    『このシーンでこんな真面目な話聞けると思わなかった』『ロシナンテの興味無さそうな返事www』『ロシナンテさんが聞いたのに、ふぅんてw』『勉強になります』

     早々にカップルから離れ、教室から出ていこうとする。すると続々とメインと思われるキャラクターが現れ、殺伐とした空気が瞬間的に流れた。
     会話文が進み、「幽霊屋敷」なる場所へ向かおう、という展開へ。天体観測も、人里離れた場所であれば美しく見えるだろう、と。
     ストーリー上抵抗することも出来ず、あれよあれよと屋敷の前へと連れてこられ。

    「おー…雰囲気あるなぁ」
    「なんでわざわざ危ない場所へ向かおうとするんだろうな、ホラーゲームのキャラっていうのは」
    「メタなことを言えばストーリーが進まないからだけど…現実にいたら嫌だよな」
    「今回は所有者の息子がいたからまだマシだが、他人の敷地で肝試しするのは不法侵入だ。捕まるから、絶対にやらないように、良い子なお前たちなら、守れるだろう?」

    『はい!!!!!!!!!!!!!』『メタいw』『確かにこういうのいたらやだよなぁ』『ドフラミンゴさんに言われたら守るしかないよね…』『幽霊屋敷はゲームで充分』

    「肝試し、やってみたいって気持ちはあるけどな〜。怖いからいいや。……お、猫」
    「変わった鳴き声だな」
    「な。人もでてきた」
    「猫系男子…こいつが猫っぽいのか、猫派という事なのか」
    「ドフィは猫っぽいよな」
    「そうか?………っ、?なんの音だ」
    「え、明らか変な音したよな?!なんか…え、何?何かが叩かれて悲鳴を上げたような音だよな?!」
    「…主人公は気にしないのか」
    「えぇ…これ後から伏線になったりしない…?」

    『音にびっくりした』『猫ちゃーん!って思ったら急に怖』『何…何事……』『ドフラミンゴさんは猫っぽいのか〜とにっこりしてたのに!』

     謎の音を調べず、そのまま屋敷へと戻る。
     そこにいるキャラクター全員に声をかけた所で、大雨が。ザアザアと降り始めた空に、主人公達は屋敷の中へと入っていく。

    「ホラー演出があったな。まぁまず間違いなく出られないだろうが」
    「な!…なんでこいつ一人行動してるんだ?」
    「こういった場所では団体行動の方が生存率をあげると思うが。…主人公の過去が関わってくるのか?」
    「うーん…どうだろ……」

     イベントが入り、鍵を得る。
     少ししては、館から出られないことが判明した。あぁやっぱりな、と、二人揃ってため息をつく。

    「セオリー、だな」
    「あるあるだよなぁ。ここから探索開始か」
    「だな。分かれて探索するらしい。ここから謎解きが有るんだろうな」
    「謎解き…頑張るわ……」

    『普段はドフラミンゴさんが謎解きだもんね』『がんばれ〜!』『ガチャガチャ音うるっせw』『wkwk』

     探索を進めていくと、早速謎解きと思われる要素が。
     どうやら数字を入力するらしい。

    「えっ…え、なに…?」
    「フッフッフッ!頑張れ頑張れ」
    「えー…これドフィ分かる?」
    「もう分かってる」
    「は?!」

    『はやすぎん?』『私ここちょっと悩んだのに…』『ドフラミンゴさん攻略見てる???』『もう分かってる…?(戦慄)』

    「ドフィ、早すぎて攻略見てるのかって言わてるけど」
    「おいおい心外だな。少し考えたらすぐに分かるだろ?」
    「え、いや、分かんない」
    「仕方のねぇ弟だ。一度だけヒントをやろう。文章だけじゃねぇ、ちゃんと物も見るんだ」
    「物、も、みる………」

     今一度、問いの書かれたものを見る。
     そうして、あぁ!と、ようやく分かったという声を上げた。

    「そーいうことかぁ!!!!めちゃくちゃスッキリした!」
    「これは分かりやすかっただろ」
    「めちゃくちゃ分かりやすいわ。ごめんな、嘘だと思って」
    「おい」

    『弟にまで疑われてるwww』『嘘だと思ってたんかい!』『でも確かに早かったもんね仕方ないね』『正直俺も疑った』

    「疑いすぎだろお前ら」
    「ごめんって。謎解きも終わったし、続きやろ」
    「…そうだな」

     着々と探索を続け、日誌等を集めた頃。
     ストーリーが進み、人が一人足りていない。
     そんな中で、主人公の過去が、ほんの少し顕になった。

    「事故、か…」
    「オープニングのやつか?」
    「だろうな。この先で過去が分かるのか」
    「タイトルの意味も分からないしなぁ。えー、どんな結末なんだ?今どのくらい進んでるんだろう」
    「序盤も序盤だろうな。さて、さっさと続けるぞ」

     来ていないひとりを探す為、二手に分かれて探索を進める。
     二人とも「どうせ死んでるだろう」といった反応を示していたが、案の定。

    「…だろうな」
    「うーん、想定内」

    『いや冷静!』『めちゃくちゃ冷静で草』『もうちょい驚こうよ????』

    「冗談じゃないんだよな」
    「そいつもう起きないんだよ」
    「現実を受け止めろ」
    「可哀想に」
    「おい配信中だぞ、タバコはやめろ」
    「やべっ」

    『いやだから!』『不謹慎〜!!!!』『ただの学生に友人の死を受け入れろは厳しいと思います><』『コラさん、体を燃やすなよ』

    「あー…まぁ……ゲームだからなぁ。とりあえず、また別れて探索するらしいし、進めるか」
    「そうだな。…また集まった時に死人が、なんてことが起こりそうだが」
    「ホラゲーあるある」

     ゲーム内の雰囲気に似つかわしくないノリで談笑を続けながら進めていくと、少女の部屋に入ることが出来た。

    「あれ?さっきまでここに女の子が…ん、ノック?」
    「誰か来たのか?」
    「かなぁ。誰……っぎゃあああああああああああああああ!!!!!」
    「おぉ、血塗れだな」
    「冷静すぎねぇ?!ちょ、隠れるとこ…っ!」
    「あぶねっ…中身入ってなくてよかったな!」
    「ごめんドフィドジった!手が当たった!」
    「見りゃわかる」

    『ドジったのか』『ドジったんだな』『音的にグラスに当たったな』『ノ ル マ 達 成』

    「も~~~!お前ら!今のホラーを無視して俺のドジを喜ぶなよなぁ?!」
    「いいから早く隠れろ」
    「分かってる!…………ん、入ってきたな」
    「…さっきのやつじゃねぇな」
    「うん…なんか直ぐに出てくみたいだな…ぅわ?!」
    「っ、!…今のはさすがに、びっくりしたな」
    「急に来たぁ……」

    『ドフラミンゴさんの貴重なびっくりシーン』『切り抜かれるやつだこれは』『心臓ギュッてした…』『今度はドジってない?』

    「ドジってない!」
    「視聴者にまで心配されるようになっちまったなぁ?」
    「も~~~~~!!!」
    「フフフ…さて。ストーリーが進展し始めたところで、今回はここで終わりだ」
    「えっ、もう?」
    「もう一時間以上過ぎてるんだ、そろそろ視聴者の集中も切れるだろ。…という訳だ、続きはまた次回の配信で。楽しみに待っててくれ」
    「俺はもうちょいやりたいけど…まぁいいか。またな!また来てくれよ!」

    『お疲れ様〜』『え!もう?!まだ見たい!』『続きは〜?!』『二人ともこの後の予定忘れるなよ』『楽しみに待ってます!』

    「いい子と悪い子がいるなぁ。フッフッ……また今度、だ。お疲れ様」

    【配信終了】
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