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    kosuke_hlos

    だいたい三日坊主

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    kosuke_hlos

    DONEゲーム中の台詞を一部拝借しておりますので、そういうの受け付けない!という方にはごめんなさい。
    オスブラです。書いてる自分はそのつもりなので!(二回目)
    パトロールで通りかかった小さなカフェの一角に、見慣れないポスターが貼ってある。

    『アート・フェスタ』

    暖かな色使いの水彩画や、奔放な筆致のクレヨン画、プロの作品かと思えるような精巧なブロンズの猫像。
    店の商品とは何の関連もないのに、不思議と雰囲気を邪魔しないそれらが、壁や棚のあちこちに飾られていた。
    その全てに小さなカードが添えられていて、作品のタイトルとテーマ、作者の名前が書かれている。
    ブラッドの目をひと際引いたのは、可愛らしくデフォルメされたハリネズミのマスコットだった。
    ニードルフェルトで刺されたふわふわでまるまるとした体躯に、ビーズであしらったつぶらな目。
    どことなく勝気な目つきが、アレキサンダーとよく似ている。
    オスカーとアレキサンダーと、このマスコットを並べた様子を脳裏に描いて、ブラッドはふと目元を緩ませた。

    「いいでしょう。うちの店の常連さんがね、協力してくれまして」

    綺麗に平らげられた皿を何枚も片腕に乗せた店員が、自分のことのように胸を張って言う。

    「ああ。どれも素晴らしい作品ばかりだ。買っていくことは出来るのだろうか」
    「申し訳ありません。展示だけでして… 1326

    kosuke_hlos

    DONE初オスブラ。
    どこがと言われそうですが、書いた自分がそのつもりなのでそう言い張ります。
    一日の任務を終え、トレーニングの汗を流し、アレキサンダーの世話を焼いて眠る。
    いつものルーティンだったが、今夜は違うことがある。
    部屋着でくつろいだ姿のブラッドが、椅子ではなく、ベッドに腰掛けていた。
    視線を感じて顔を上げると、ぱちりと目が合う。
    世のどの宝石よりも美しい瞳に浮かぶのがどんな感情なのか、正しく知ることは一生出来ないと思う。
    思うが、知りたいと思うことをやめてはならない。
    だから、オスカーは視線を逸らすことなく、浮かんだ言葉を投げかける。

    「餌やり、しますか」
    「もう十分な量をやったろう」
    「では、撫でてみますか」
    「…俺が撫でても、アレキサンダーの機嫌を損ねるだけだと思うが」
    「え、と……あ、では珈琲を」
    「まだ残っているから大丈夫だ」
    「……すみません」
    「何故謝る」
    「ブラッド様は、何か俺に言いたいことがあるのではないですか」
    「……」
    「それが、わかりません。ブラッド様のお側にいながら…だから、す、」

    詫びる言葉は、唇に押し当てられたブラッドの指先ひとつで、あっさりと抑え込まれてしまった。
    どこかしっとりとした感触は、自分の口唇が乾燥しているから余計にそう感じ 711

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    MOURNINGフェイブラ、もう盛るしかないのでは??と唐突に思い立ったもの。女には刺されなかったけど、女取られた男には報復されたフェイス。
    ゲストで招かれたクラブイベントで、薬盛られて囲まれそうになったところをほうほうの体で逃げ出して、力尽きたところでドライブ帰りのブラッドに拾われる。
    明らかに調子の悪そうなフェイスに、取り敢えず小言は後回しにして、フルスピードでタワーへ急ぐ。所々のカーブや赤信号で揺れるたびに、服が肌に擦れるのが辛い。
    居住者専用の駐車場に着いて、多分ノヴァかヴィクターへ連絡しようとしているのだろう。スマホ片手に、フェイスのシートベルトを外す。
    しっかりしろ。聴こえるかフェイス。
    どこかぼんやりと、くぐもって聴こえる、兄の声。
    どこかで聞いた記憶がある。
    幼い頃に、プールで溺れかけた時に叫んでいた声に似ている。
    心配してくれるの。
    自分から突き放しておいて。
    前髪をかき上げて、汗ばんだ額を撫でる手が、ひんやりしていてきもちがいい。
    でもさわってほしいのはそこじゃない。
    かたてじゃたりない。
    もう片方の手を思い切り引いたら、バランスを崩した身体が落ちてきた。受け止めて、冷えた部分を探る。耳元で煩く響く声がする。
    たすけてよ、おにいちゃん。
    塞ぐ 528

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    MOURNINGあのフレーム観て情緒爆発して寝て起きたら浮かんだので形にしたもの。
    フェイディノというかフェ+ディ。
    クラブの朝仕舞いの邪魔をしないよう、すれ違うスタッフと挨拶を交わしながら出口へ向かう。
    その途中で、最近、よく言われるようになった言葉がある。
    「フェイス、忘れもの!」
    また?
    肩をすくめて返事のかわりにする。
    フロアの隅も隅の方で、身体を丸めて膝の間に鼻先を埋めるようにして眠っている人がいた。
    最近メンターになった先輩ヒーロー。その能力と体勢のせいで、ふさふさの尻尾と耳が見えるようだ。
    現場に復帰してしばらくすると、時折クラブの片隅で、こうしてこっそり丸くなっている姿を見かけるようになった。
    普段陽気な人が、喧騒の中騒ぎもせずに、死角で何をしてるのかと思えば、どうやら寝てるらしい。爆睡だ。
    ブラッドの友達と知って、ああこいつもお節介な様子伺い目的なのかと思っていたが、違った。
    音が無いと眠れないんだよねぇ、といつもの明るい声で、ほんの少し疲れた目をして笑うから。

    「ディノ。ディノ、起きて。置いてくよ」
    「それはヤだ!」

    背中を軽く叩くと、パッと空色の目がフェイスを見上げた。

    「おはよ。昨日はちゃんと聴いた?」
    「昨日だけじゃなくて、いつもちゃんと聴いてるってば」

    大きく伸びを 591

    kosuke_hlos

    MAIKINGアカデミ時代のディノブラ。

    ほぼ供養です。下書きの帳尻をつけようとしたら中途半場な一人称になってしまった・・・形にしたいけど着地が見えないのです。うううううおおおおお
    ブラッドは、電池が切れたみたいに急にぶっ倒れる。文字通り、ばたーーん!と。

    本人は本人なりにやりくりしているみたいだけれど、本人が管理できる量を越えて周りがどんどんブラッドに荷物を増やしていく。
    断ればいいのに、増えた分こそ自分への期待とか、信頼の量だとばかりに全部抱え込もうとするから、溢れてこぼれて溺れる。
    何でみんなブラッドがおぼれかけてることに気付かないんだと苛立って、自分のキャパシティを考えずに荷物を増やすブラッド自身にも腹がたった。
    本人に指摘したところで、問題ない、って涼しい顔で言うだけ。目の下に隈が出来てるの、気付いてる?

    だから、本人の申告は信じないことにして、俺は観察することにした。
    いつどんな時に倒れるのか。
    前兆はあるか。
    その前は。
    観察するためには傍にいなければわからないから、出来る限り傍にいるようにした。
    その対象のブラッドは、キースのお目付け役を教師から頼まれていたので、必然的にキースもそれにつきあわされるはめになった。

    「別にそこまでしてやる義理もねえだろ」
    「義理じゃないよ、友情だよ!!!」
    「友情ねえ……」

    多分このころから、キースは俺よりも 620