Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    棺(ひつぎ)

    @__qpidus

    原作者及び公式関係者、様々な媒体での自作を宣伝の為の書き込みやURLを貼り付ける行為は行っておりません。要件はコンタクトが取れる媒体でお願い致します。

    ラファラファ/ラファアル/アルラファ/フラシュミ/アンノヴァ/シモヨレ/フベラファ/Aラファ

    ☆quiet follow Yell with Emoji 🌍 🌌 ✝ ♐
    POIPOI 47

    棺(ひつぎ)

    ☆quiet follow

    不定期に公開方法を変えています
    原作者及び公式関係者、様々な媒体での自作を宣伝の為の書き込みやURLを貼り付ける行為は行っておりません。

    #+チ1ドロライに参加させて頂いたものとなります
    お題「組織長」
    独白

    1ドロライお題「組織長」ねぇ、知ってる?人は十字架になれるんだって。
    ほら、見てごらん。この人影が何に見えるのか。
    さぁ、ここから見える太陽は輝きに満ちている。
    両腕を広げたら見えた景色が両目に広がったの。
    存在していた人影がまるで別物に思えた瞬間で。
    涙さえ隠してくれる黒に私は憧れを抱いたのだ。
    十字架が一体何を意味するのかを問う世の中で。
    そうだ、この小屋にいる間に太陽の光で遊ぼう。
    太陽は私をどう見つめているのだろうと思った。
    今日も十字架の完成と一人呟いて目を閉じて。
    太陽光の熱にそよぐ風の爽やかさが私を包んだ。
    羽ばたいた鳥の翼に何を願おうかと思考が巡る。
    羽根が舞い散るのを見届けると地に吸い込まれ、
    それを拾い太陽に翳してみるとキラキラと輝く。
    私もかつてキラキラと光輝いていた時代の記憶。
    思い出しただけで涙が溢れそうになるのを堪え。
    俯かぬ様に心に鞭を打てば星の精霊が踊り出す。
    夜になれば松明の炎が人影の十字架を揺らすの。
    まるで人の感情の様にユラユラユラユラユラと。
    とても面白いものを見つけてしまったと微笑み。
    太陽は眠りに落ち月が目覚めれば新たな幕開け。
    暗闇の中で誰もが主役になれる夜は解放される。
    一つ一つの星と太陽系の惑星と月が私を照らす。
    さぁ、踊れよ踊れ開幕の宴は過去の私と今の私。
    真夜中の月に口付ければ深淵が姿を見せ微笑む。
    朝は太陽の光、夜は松明の炎で十字架を表して。
    昼がないのはわざと十字架を作らない様にした。
    解放戦線の人達に何を伝達して成してもらうか。
    それを考える時間として設けているからお休み。
    神秘なる太陽は温かかったり冷たかったりして。
    私を進むべき道へと手を差し伸べてくれるのだ。
    一人の時間は寂しいと感じる事の悲観は無駄だ。
    この信念を抱いた時から私は別の私であるから。
    泣き虫で優しくて可愛い私に別れを告げたのだ。
    あれから何年経過したか忘れてしまったけれど。
    成すべきものを成していくだけの茨道は続くの。
    白い薔薇は私の手に触れると赤く染まり輝いた。
    美しい香りに身を委ねて未来を想像して泣いた。
    一体どんな出来事が私を待ち受けているのかと。
    もう迷わないと決めた日から前だけを見ている。
    過去は振り返らない、振り返ってはならないと。
    人影の十字架に私の感情を重ねては風が靡いて。
    遥か遠くへと運んでゆくのを全身で感じ深呼吸。
    朝がくれば太陽で人影の十字架を作り遊んでは。
    夜がくれば松明の炎で揺らめく十字架の輪舞曲。
    さぁ、私はどこへ向かうのだろうと想像しても。
    その時が来なければどう行動するかも分からず。
    今夜がその時の始まりだと思うと心が踊ってた。
    遂に、心待ちにしていたあの本が私の手に届く。
    馬の蹄の音が聞こえて小屋の扉を開けるとほら。
    眼前に任務を任せた三人と見知らぬ少女の姿が。
    これぞ未知なる世界だと歓喜するには不謹慎か。
    この少女は私や私達に何をもたらすのだろうか。
    久し振りと告げた日はいつもと違っていたの。
    勘違いかもしれないけれど吹いた風は温かくて。
    彼らは無事に帰還を果たした喜びで心が一杯だ。
    私と邂逅を果たした喜びを讃えようではないか。
    よくぞ無事で、と嬉しい感情を呼び覚まそうか。
    手を取りワルツを踊りたいと思っても遅い時間。
    ワルツはやめて皆で語り合おう再会の盃と共に。
    小屋の中へ招いて此処に来るまでの経緯を知る。
    これから待ち受ける運命に立ち向かうは運命か。
    純粋だった頃の私を胸に抱き締めて駆け抜けろ。
    何が待っていようとも絶望せずにただただ前へ。
    もう戻れぬ時とおさらばして手を振るのよ夜に。
    太陽が産声を上げて進撃の咆哮が全身に流れる。
    理想の世界へ向かう為の一歩が今日も始まった。
    私を育む太陽と月、星は生命と共に眠り起きて。
    一滴の血となり身体を大地をこの世を駆け巡る。
    いざ進め!と魂叫ぶは己かこの世の誰かなのか。

    2025/02/01
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works