Episode出会い
セラフィオス×ネフラ
誰も足を踏み入れたことのないような森の奥に迷い込んだその日、とても綺麗な妖精に出会った
キラキラとその子の周りだけ輝いているような綺麗な翡翠色の髪
この世の汚れを一切しらないような無垢な瞳に目を奪われる
踊るように歩く君の声を聞いてみたいと願ってしまった
その華奢な手に触れてみたいと願ってしまった
その日私は、恋に落ちた
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鬱陶しい雨が止んだ昼頃
綺麗な歌声が聴こえ、その声に誘われるまま森の奥へと踏み込んだ。
そこに居た君は、私の足音に驚いたようにこちらを見た。
こんな綺麗な人間がいるわけないのに思わず聞いてしまう。
「君は、人間かい?」
自己紹介もしないまま問いかけてしまった。
非礼に内心慌てているとポツポツと返事を返してくれる君は怯えていたのだろうか?
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