「ごめんね、これからもよろしくね」
そう言って君は僕の手を握った。
それだけで心がくすぐったいぐらいぽかぽかしたんだ。
――ねえ、見てる?お星様
僕たちはこの星で生きているんだよ。
お星様みたいに1人じゃ輝けない僕ら人間は、誰かと手を取り合って輝くんだ。
1人じゃさみしいから 輝くには弱いから
手を取ったらね、君たちのいる星空よりももっとずっとまぶしくて世界はキレイなんだよ。
これでまたひとつ、君たちのいる星空から遠くなってしまったけど代わりに近づけたんだ。
幸せを誇るには拙いし、いつか薄れてしまうけれど。
見上げたら見えなくてもいるんでしょう?
横を見たら何よりもまぶしい君がいるんでしょう?
だから大丈夫だよ。
大好きな空の下で、大好きな君と
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