恋焦がれて見た夢ー このままひとり どこか遠くへ行ってしまいたいほど
「コウ?」
「ああ…すまない。…ちょっと夜風にあたってくる。」
「……コウ、大丈夫…じゃないよね。」
「そりゃあ……な…。……俺たちだって…大丈夫なわけない……けど、コウはもっと……」
「……衛……。」
ー 思ってたより簡単だった あなたを失うということ
「あの時……俺も一緒に残るべき…だったのか……?それとも……そのまま馬で遠くに……」
『コウくん。俺は…この国を…、ううん。青藍も浅葱もみんな…みんな救いたいんだ。俺の持つ全ての力をかけて。』
「……そうだな。衛はそんな事…望まないよな。」
ー 明日が見えなくて 前に進めない時
「少し……疲れた」
「いいよ。俺の前では休んで?」
1145