夏になると毎日のように誰かが花火を買ってきて楽しんでいるので暗くなると何処からか楽しそうな声と火薬の匂いが漂うことが多い。
話は変わるが本丸には数振り好奇心と探究心が強く好奇心のままに行動しがちな刀がいる。具体的には南海太郎朝尊や鶴丸国永、太鼓鐘貞宗。
彼らが花火を改造してわりと危険な物を作成して廊下に正座で反省させられていた。
太鼓鐘貞宗の首には『私は花火を危険性を考慮せずド派手にしようと周囲を焚付ました』という札が下げられている。
鶴丸国永には『私は花火を改造しようと唆しました』
南海太郎朝尊太郎には『私は花火を自走式に改造しました』
もはや夏の風物詩となりつつある光景だったが、本日は非常に珍しい刀が肩身が狭そうに最後尾に座っていた。
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