とある神父の優雅な日常午前6時、朝日が差し込む時間に目が覚める。
万能な僕は目覚まし要らず、というか睡眠とかは必要ないけど人間の理解の為である。
午前7時、いつものようにカソックに袖を通し着替えれば神への祈りを捧げる。無論、僕が何より信じる神というのは「混沌の神/僕自身」なのだけど。
午前8時、朝食の準備をする。今日はトーストに目玉焼きベーコンレタスを具材にしたサンドイッチだ。万能であるが故料理も上手いんだな僕は。
午前9時、教会の鍵を開け掃除をする。いつ信者が訪れていいように僕は見栄えを重視する。人間も口では中身が重要とは言っているが見栄えは第一印象を裏付けるものだ。
午前10時、懺悔室に人来たれり。話を聞くに喧嘩して仲直りがしたいと言う。僕は聖職者らしくアドバイスをしてその人は帰ってった。人間とは僕達が手を出さなくても勝手に争う面白い生き物だ。
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