【書きかけ】蒼想スターチス【後日談】 邪竜ニーズヘッグを討ち果たし、竜詩戦争は本当の意味で幕を閉じた。その立役者たるルカといえば、今日は一職人として腕を奮っていた。
大きな戦いを終えた後だからしばらく体を休めて欲しい、とアイメリクや暁の面々に勧められたのである。なら戦闘は控えてクラフターに専念するかと皇都の復興事業に応募したところ、呆れた顔でため息をつかれたのが腑に落ちない。
弓の手入れのために学んでいた木工の技術だが、街の復興にも役立つだろうと申し出て正解だったようだ。
瓦礫の山でしかなかった区画が、日に日に整備されて資材の山に置き換わっていくのは感慨深いものがある。そしてそこに自分の手も加わっているのなら尚更だ。
そんなこんなで、ここのとこルカは冒険者を休業し、イシュガルドに居着いて製作業に精を出している。朝から職人として働き、夕方には家路につく。とても健全だ。
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