下世話な話をすると軍師は頼めばやらせてくれるお手軽女の子でそれが別に苦ではないです　目の前の人物の望むことを無償でしてあげる化け物のような子です　我が子に向かってなんて言いぐさだ……

当軍のラガルトはシエナが握ったナイフを自分に向けさせたとき見せた表情に優越感や支配欲を感じるとこあります

これは軍師の最大の秘密ですが他人を直接殺したことがありません

物語における自己犠牲は美しい　それを誰にも知られていなかったらなおさら
そしてそのまま愛されてほしい　自己犠牲が素晴らしいから愛されるのではなくそれを抱えた彼女が素晴らしいから

シエナのやさしさのことを献身ではないと見抜いているラガ、このこは誰かのために死ぬことはないだろうと最初思うものの、ここで彼女にとって死が重くないものだという計算違いが生じて彼女のムーブに対する解釈がバグる

平民で無礼者のシエナが軍師の地位にいられるのは貴族たちに枕してるからだろうって言う噂を聞いたラガ、ものすごく不快になるけどそれは彼も最初にそう思ったのを思い出したからです