デートランチタイムも後少し。午後の仕事が終われば休みが待っている週末。
「あかい!明日、8時に家の前で待ってろ!」
いつも忙しそうにしている彼が早足でやってきて、そして去っていた。
「…?あぁ。」
返事をした自分の声は果たして彼に届いていたのだろうか。
翌朝
「ほら、早く乗ってください」
「君の車で出掛けるのか?」
「ダメですか?」
「どうせなら助手席に君を座らせたい」
「はは!残念、僕は助手席に座る赤井を見たいので却下です」
車を走らせ到着したのは某テーマパーク
「ほら、早くいきますよ」
チケットは既にふるやが用意していたようで、ゲートに直接向かって行った。
入園してから、彼はスマホを少しいじったのちに「さて、郷に入れば郷に従えです」と言い、店の中へ。
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