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    misano414

    @misano414

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    misano414

    MOURNINGバディミッションBONDのチェズルクだったんだが4/14に間に合わなかったので供養。〇ルーク誕

     4月14日は、ルーク・ウィリアムズの誕生日だ。
     愛しい恋人の一年に1度のお祝いの日だというのに、会える算段が立たない。チェズレイ・ニコルズの機嫌はもう、抜群に悪かった。きっかけは二週間前。敵対組織に潜入して壊滅させたはいいものの、自棄に陥った敵方の逆襲を受け、モクマが療養を強いられるほどの怪我を負ったのだ。こんな状態で、自分だけエリントンに行くわけにはいかない、というのがチェズレイの考えだ。
    「おじさんのことなんて気にしなくていいのに」
    とモクマは笑う。
    「身の回りのことが心配なら、誰か一人幹部を付けてくれればいいじゃん?」
    「今回の怪我は、私の情報収集不足のせいです」
     チェズレイはきっぱりと撥ねつける。
    「機嫌が悪いように見えますか?それは私自身も怪我をしているせいです」
     実際、モクマほどではないものの、チェズレイも怪我を負っている。顔も一部切り傷があり、化粧で隠してはいるものの、ルークにはあまり見せたくない。
     絶対それだけじゃないだろうなあと思うけれど、モクマはそれ以上掘り下げなかった。
     さてどうしたもんかなと考えあぐねていると、拠点に訪問者が二人、現れた 3661