ねんねんころり地球、オービュロンの住む星より気温が高く、とても暖かい星、地球ではオービュロンが食べられるものも限られるし、ほんのちょっと温度の高いものに触れたら火傷してしまう彼にとっては原始的かつ危険な星だった。
この星で、信頼置ける地球人であるクライゴアの膝の上に陣取りながらごくごくと冷たい水を飲んで一息つく。
本当はコーラを飲みたかったが自販機が売り切れていたから仕方ない
目の前にはコーヒーがあり、このコーヒーを買ったクライゴアはその缶を握りしめていた。
同じように真似してみようとクライゴアの持つコーヒーに手を伸ばした瞬間高いところに持ち上げられてしまった。
「触ってはいかん、40度以上あるから火傷してしまう」
「オゥ…アリガトウゴザイマース…」
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