三つ巴極道パロのプロット ごくごく普通の家庭に生まれ育った炎司。母親は幼い頃に病死し、父親が男手ひとつで育ててくれていた。そして15回目の誕生日、父親は炎司を中華料理屋に連れて行き、ご馳走を振舞った。中華料理の王様、メインディッシュである北京ダックを前に、炎司は一度手洗いに行くために席を外す。
用を足して手を洗う炎司の耳に、何かが破裂するような音が聞こえてくる。疑問に思いながらハンカチで手を拭き、父親が待つ部屋に戻ると、そこにはまだ生暖かく、目を見開いたまま息を引き取る父親が椅子に座っていた。
あまりの衝撃に腰を抜かし、恐怖に歯をガチガチと震わせる。
(ど、どうして父さんが……!?なんで、誰が……!?誰が父さんを殺したんだ!!)
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