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    ki7nan

    @ki7nan

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    ki7nan

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    喧嘩する二人を書きたかったのに全然違うものになりました。
    💀🌸
    ちょっぴり背後注意な部分があります

    #ツイステプラス
    twistaplus
    #twstプラス
    twstPlus

    監督生と僕は所謂『お付き合い』をしていた。
     この男子校で、まさかこの僕が、まさか異世界から現れたという三次元の女の子と、お付き合い。

     彼女はとても気さくで、こんな僕にでも優しく接してくれて。リアルに免疫のない僕は、簡単に彼女を好きになってしまった。

     好きで、好きで。
     好きすぎて。
     離したくない。
     他の奴らと話してほしくない。
     君の笑顔を他に見せないで。

     君の全ては僕のものだから。

    「え?」

     だから君が、僕の言った言葉に表情を曇らせたのが、僕には理解できなかった。

    「だ、だから……僕の家に来ればいいよって、言ったんだけど……」
    「それは……」
    「卒業したら君に居場所なんて無いだろ? あのマブたちだって卒業と共に、はいバイバイ、だろうし? 学園長だってそこまで面倒見るつもりは無さそうだし。こんな世界に一人放り出されて生きていける? だって君、今だってあっちこっちの寮を渡り歩いてさ、一人では何もできないじゃん。ど……どうせ他の寮長ともよろしくヤッてんじゃないの? お、おかしいと思ったんだ、拙者みたいな陰キャに構うなんて裏があるに決まってる。で、でも拙者は心が広いですし? そんな尻軽な君を一人放っておいて死なれでもしたらさ、魂がウチに来ちゃうじゃん? 拙者のとこの仕事増えるし、や、厄介じゃんか、異世界の魂とか扱い分かりませんし? それならいっそこっちの世界の者として受け入れて……」
    「私、帰りますから」

     止まらない僕の言葉を遮って監督生は静かに言った。

    「私、絶対に自分の世界に帰ります」

     真っ直ぐに、そしてその目に怒気を含めて。

    「イデア先輩、私のことそんなふうに思ってたんですね」

     寮に戻ります。
     そう告げて監督生は荷物を持って立とうとした。慌てて座っていたゲーミングチェアから飛び降りて彼女の前に立つ。

    「は、話は終わってませんけど?」
    「私はイデア先輩と話すことありません」
    「拙者にはありますが? 本当君って自己中だよね」
    「私にはイデア先輩の方が自己中だと思います」
    「はァ?? 勝手に自分の世界に帰るとか言うくせに??」
    「最初から私はそのつもり……!」
    「へぇ?」

     掴んだ手首はとても細くて、君が女の子なんだと再認識する。

    「最初っから、帰るつもりで、僕と恋人ごっこしてたの?」
    「…………ッ」

     大好きで。
     僕には君しか居ないと。

    「ふざけるなよッ!!!!」
    「きゃっ!」

     掴んだ手首を振り払って、彼女の後方にあるベッドへと押し倒す。

    「この世界での暇つぶし? ははっ、拙者みたいな陰キャオタクが本気になってるのを、あのマブ達と笑い者にしてたんだろ? 残念! 相手が悪かったスなぁ〜!」

     ベッドサイドの棚から小瓶を取り出して、片手でキュポンとコルク栓を抜く。
     ゆらりと彼女の目の前でそれを揺らして、瓶越しにニタリと笑った。

    「なにっ……それっ……」

     恐怖に引き攣った監督生の顔。
     あぁ、初めて見る顔。
     まだ知らない彼女の顔がある。

    「キモチヨクなるお薬だよ」
    「んぐっ!」

     強引に彼女の口に突っ込んで、なるべく溢さないように頭を持ち上げてやって飲ませる。
     空っぽになった瓶を放り投げて、着ていたパーカーも脱ぎ捨てた。

    「中出し孕ませ、子作り本気セックス。何本勝負でイキますかなぁ?」
    「いっ……イデア、せんぱ……」

     カチカチと奥歯を鳴らせて、目には薄っすらと涙の膜を張って。

    「大丈夫、君が今日明日くらいが排卵日だっていうの、ちゃあ〜んとチェック済みですぞ♡」

    ***

    「っ♡ やっ♡ っ♡」
    「フヒヒっ、監督生氏アクメ顔も可愛い♡」

     どれだけ注ぎ込んだかわからない。ゴポゴポと秘部から白濁汁を溢れさせて、ヒクヒクと身体は小さく痙攣を繰り返している。

     いやだ、やめてと言っていた口は、声にならない声を発していた。



    「…………いやだ、なんて言わないでよ……」


     聞きたくなかった。
     僕を拒む言葉を。

     君が孕めば、こっちの世界に残ってくれるんじゃないかって。
     浅ましい僕はそんな方法しか思いつかなくて。
     そんな事しなくても、君が大事だから、側に居て欲しいって伝えられたらどれほど良かっただろう。



     意気地無しの僕は、床に転がった小瓶を眺めた。

    「…………避妊薬だよ、バーーーカ……」
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