あんさんぶるスターズ!
🅜🅘🅜🅘
DOODLE一日一枚推しを描く生活_✍6日目(また日を跨いでる)
横顔ムッズ💦
色塗らないと誰か伝わらなさそうだったので塗りました(笑)
明日で一旦休止するかもです……(未定)
これ描く時間をバースデー絵とか準備する時間に充てたいかも
m_matane_
PROGRESS5 鼻歌泥棒
この町へ来てからずっと、静かな雨が降っている気がする。
通り沿いを少し歩くとお風呂屋さんがあるから入ったら良いですよ、怪我も清潔に保たないと膿んだりするし。と先日知り合った小学生に教えられたが、その建物の前を通ってみたのは気まぐれだった。長い煙突が伸びる古びた建物。この通りは何度か歩いていたけれど、足を止めたのは初めてだった。入口にかけられた「ゆ」の一文字だけが白抜きで染めてある暖簾は潔くて良いと思った。
『入浴料金大人(12歳以上)460円』。掲げてある看板に書かれたそれが高いのか安いのかはわからなかったが、間もなく底をつきそうな所持残金を考えると支払うのは難しいと思った。風呂に入らなくても死なないが、飯が食えないと命に関わる。オネーサンがくれた握り飯はとっくに食べ尽くしてしまった。このままニキの家に戻らないなら、すぐにでもどこか働き口を見つけないといけない。けれど、学歴も家もない、薄汚い俺が働ける場所なんて都会にあるのか怪しい。自分が悪循環に陥っているのはわかっていた。
10514この町へ来てからずっと、静かな雨が降っている気がする。
通り沿いを少し歩くとお風呂屋さんがあるから入ったら良いですよ、怪我も清潔に保たないと膿んだりするし。と先日知り合った小学生に教えられたが、その建物の前を通ってみたのは気まぐれだった。長い煙突が伸びる古びた建物。この通りは何度か歩いていたけれど、足を止めたのは初めてだった。入口にかけられた「ゆ」の一文字だけが白抜きで染めてある暖簾は潔くて良いと思った。
『入浴料金大人(12歳以上)460円』。掲げてある看板に書かれたそれが高いのか安いのかはわからなかったが、間もなく底をつきそうな所持残金を考えると支払うのは難しいと思った。風呂に入らなくても死なないが、飯が食えないと命に関わる。オネーサンがくれた握り飯はとっくに食べ尽くしてしまった。このままニキの家に戻らないなら、すぐにでもどこか働き口を見つけないといけない。けれど、学歴も家もない、薄汚い俺が働ける場所なんて都会にあるのか怪しい。自分が悪循環に陥っているのはわかっていた。
み~や
DONEHiMERU誕生日の話です。要くんがまだ昏睡状態のままです。
。*✧ᕼᗩᑭᑭY ᗷIᖇTᕼᗞᗩY✧*。7月7日 この日が今日もまたきた。
パーティを終えた《俺》は通い慣れた病院へ向かう。
名前のプレートがない病室。
ノックをするが返事はない。
入るとそこには生命を維持する為のいろんな機械に繋がれたHiMERUこと十条要が眠り続けている。
要はたまに目覚めたかと思えば支離滅裂な事を言って暴れて医者に薬で眠らされるという日々を送っている。
「要、誕生日おめでとう。お前がいつ目覚めても大丈夫なようにお兄ちゃん頑張ってるよ」
《俺》は眠る要の手を握り語りかけた。
その瞬間、要が《俺》の手を握り返したような気がした。
「要?」
顔を見るとまるで笑ってるかのように穏やかに眠っている。
今日は七夕、もしかしたらちょっとした奇跡かもしれない。
371パーティを終えた《俺》は通い慣れた病院へ向かう。
名前のプレートがない病室。
ノックをするが返事はない。
入るとそこには生命を維持する為のいろんな機械に繋がれたHiMERUこと十条要が眠り続けている。
要はたまに目覚めたかと思えば支離滅裂な事を言って暴れて医者に薬で眠らされるという日々を送っている。
「要、誕生日おめでとう。お前がいつ目覚めても大丈夫なようにお兄ちゃん頑張ってるよ」
《俺》は眠る要の手を握り語りかけた。
その瞬間、要が《俺》の手を握り返したような気がした。
「要?」
顔を見るとまるで笑ってるかのように穏やかに眠っている。
今日は七夕、もしかしたらちょっとした奇跡かもしれない。