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    しげた

    山瀬屋

    MOURNING詰めが甘くて色々ボヤボヤ、ご容赦ください…。特殊かもしれないですが、モブ→錦→桐
    面倒なのでモブは「最部 茂武(サイベ シゲタケ)」君と名前を付けました。モブモブ 君です。サブストとかにいたらどうしよう。魅力はあるのに結局さして他人に興味は無い錦と、一番のマブなのは言うまでもないので言葉にしないし分かりづらいけど態度には滅茶苦茶出る桐が好きですという癖文です
    端役の男桐生と駄弁りながら歩いていると、聞き慣れたくもない声が俺を呼んで、思わず舌打ちをしかけた。バタバタと走ってくるそいつは、満面の笑みで俺のことを見る。

    「錦山の兄貴!奇遇ですね、こんな所でお会い出来るなんて!」
    「錦、誰だこいつは」

    桐生が不思議そうに奴の事を見る。俺が仕方なく口を開こうとすると、いつの間にか俺の隣にまで詰め寄っていた男がそれを遮って話し出す。

    「最部です、桐生…、の兄貴。最近盃を頂いたんです。…はぁ。尊敬する人は錦山の兄貴です!よろしくお願いします」

    何故か俺と桐生の間に割って入るようにして、最部は言う。桐生は最部を見て、そして俺の方を見て、ふっと笑った。

    「良かったな。良い弟分が出来て」
    「そう言って頂けて光栄です」
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