Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    すいらん

    kjeATUKAN22ka41

    DONEのちにうずまき教の教祖となり、夏油の水とか夏油の壺とか売って、共謀共同正犯で逮捕される詐欺師傑と結婚した悟の高校生時代です。出会ってすぐくらいのぴゅあぴゅあのぴゅあの二人。夏に出した「アイスクリームが甘いなんて誰が決めた。」の過去編ですが、それを読まなくても一切支障はありません!!短くてすみません!!仙鬼ちゃんの展示です👻全年齢だからパスいらんね~
    アイスクリームが甘かった頃の話① 改札を通り流れ作業みたいに背を押されて、ホームへ押し流されていく。数分刻みでやってくる電車は、ぱんぱんに人を詰め込んで発車。人々をこれでもかと吸引していく魔窟みたいな車内。
     朝は一分一秒を争う。一秒刻みで行動していると言っても過言ではない。予定の電車に乗るために、みんな体をぎゅうぎゅうに縮ませながら必死に乗車する。何かに駆り立てられているようだ。まさに地獄絵図。

    『高校生になっても、今までと変わらず車で通学すればいいじゃない』

     母にはそう言われ、中学の頃と同様に通学車をあてがわれる予定だった。運転手は朝と帰り僕の送り迎えをする。学業以外にうつつを抜かさないように監視も兼ねている。監視はまぁ別にいいとしても、僕は〝友達〟と登下校を共にしてみたかった。
    9360