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    ときめ

    tang_soliloquy

    DONE卒業後7月末。順調にお付き合いしている七マリちゃん、カレカノ初めての夏休みのひとコマ。
    Words Pallet kiss!(@torinaxx 様)のお題の13『遠雷に酔う』のワード「ぞわり」、「何度も」、「気持ちいい」を七マリちゃんで!とリクエストを頂戴しました。お題も含めて組み込んであります。
    ⚠がっつりキスするおはなしなので、苦手な方はご注意ください
    遠雷に酔う 今年の夏は多忙な予定だ。仕事も課題もあって忙しいのももちろんだが、それ以上に、恋人になった美奈子とのデートをたくさんする予定だからだ。今までの夏休みはお互いに遠慮して日曜日にしかデートをしなかったけれど、今年は違う。平日だろうが夕方だろうが夜だろうが、会いたい時に「会いたい」と言えるし、会いにだって行けるし、お泊まりだってできてしまう。
     それはさておき、せっかく恋人になれたのだから、ただ会うだけじゃない夏らしい思い出も欲しくなる訳で。夏休みが始まったばかりの今日は、ふたりのスケジュールを確認しながら予定を立てるため、実の家でデートをする。

    「あー……あちぃ……」
     いつもどおり近所の公園に美奈子を迎えに行く道中、思わず口をついて出てしまうくらいの暑さだ。真っ青な空に、真っ白な雲。照りつける太陽は眩しすぎて、辺り一面が白っぽく見える。強い日差しに目がやられそうだと胸元に引っ掛けていたサングラスをかけた実は、ふう、と熱を逃すように息を吐いた。天気予報によると、この先しばらくこんな天気が続くという。
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    pluto__iv

    MENU無惨受愛展示小説リンク集
    🌟は無惨様の解釈の割合が多めの話です。オススメ

    『落椿』: 潔い死についての会話から無惨様の過去に触れる話。ちょっと暴力描写あります。うっかり無惨様の激情に触れたい人向け
    https://poipiku.com/1791508/4059890.html

    『花見』: お花見と太陽を克服する気概の話。陽光を恐れる無惨様を励ましたい人向け
    https://poipiku.com/1791508/4124840.html

    🌟『沈思』: 琥鴞くんが無惨様を撫でながら色々考える話。こきょむざを知るのにオススメ!
    https://poipiku.com/1791508/4266440.html

    『病苦』: 無惨様の生前の苦しみの回想と、これからの話。人間無惨様の苦悩に思いを馳せたい人向け
    https://poipiku.com/1791508/4473502.html

    🌟『憧月』: 琥鴞くん視点の独白。無惨様の強さを讃えて危うさを心配する人向け
    https://poipiku.com/1791508/5346322.html

    『彼岸』: 原作最終巻読了後に書いた三途の川とこきょむざの話。本編終了後無惨様を労いたい人向け
    https://poipiku.com/1791508/5386174.html

    『羽化』: 人間琥鴞くんに出奔を唆す無惨様の話。背徳的で甘美な未来への想像を喚起させて道を踏み外させる無惨様を見たい人向け
    https://poipiku.com/1791508/6625326.html

    🌟『覗淵』: 死へのトラウマが再発した無惨様を宥める琥鴞くんの話。ちょっと暴力表現あります。浅草路地裏無惨様の恐怖心に感じるところがあった人向け
    https://poipiku.com/1791508/6792989.html

    『啼梟』: 琥鴞くんの利用価値を喜ぶ無惨様の話。実用主義の無惨様がときめいてるところを見たい人向け
    https://poipiku.com/1791508/6868556.html

    kyosukekisaragi

    DONE今をときめくアイドル虎杖はデビュー三年目。しかし、今年に入って三度目のスキャンダルをスクープされてしまった。マネージャーの伏黒は、事務所の社長五条に責任をとって虎杖の担当を降りるように告げられて……。

    ワンライのお題から伏黒くん視点を『アイドル』、虎杖くん視点を『勘違い』でお借りしました! ワンライの開催いつもありがとうございます。
    Last scoop【SIDE: F】

    「悠仁ー、やってくれたね。決まってた朝ドラ、降板の連絡早速来たよ」
     五条芸能事務所の社長室にて。
     この部屋の主である五条が開口一番放った一言は、執務机を挟んで向かいに佇む伏黒の顔を青褪めさせるのには、十分過ぎるほどだった。
     五条が執務机の上にスポーツ新聞やら芸能新聞やらを並べて行く。どの新聞にも一面に『虎杖悠仁、グラビアアイドルとホテルで過ごす熱い夜』『虎杖悠仁、今年三人目の彼女は駆け出しのグラビアアイドル』『あの虎杖悠仁もゾッコンにさせたナイスバディのグラビアアイドルとは』等という似たような見出しが踊っている。伏黒が今朝から何度も目にした文言の数々だった。
     伏黒はこの事務所に勤めるマネージャーである。担当は、今隣に立っている虎杖。同い年のアイドルだ。甘いハニーフェイスに、体脂肪率一桁台の肉体美とオリンピック選手にも劣らぬ運動神経、人懐こさとバラエティ番組でも際立つトーク力を持つ、事務所の期待の新星。但し、渦中の人となっている訳だが。しかも、上半期だけで三回目。
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