HELLHOUSE 61〜6561*宮井先生の命懸けテスト定期的に引っ張り出されるホワイトボードの前で塩見とお喋りしている宮井。
「ああ、君たち。ちょうどよかった」
前回の殺人未遂のあまりのビビりようから、ザイオンの内臓に気を取られている最中でも、また宮井は彼らを疑っていた。学習机風に並べられたテーブルに座らされる田中兄弟。
兄弟が身を守るつもりでやってきた、犯罪行為への加担。豚箱より酷い凶悪犯詰め合わせの最中、生き抜くにはしょうがないが、今までさりげなく犯してきた罪を数えよ……
まともな人生を送っていれば問われないはずの無理難題的「おさらい」。無論塩見の助け舟などない。君たちは分かってると思うけど、分かってなかったら……もう……ネ
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