どうしようもなく逃げられない。────────────



「キャスたんは、いつもい〜っぱいがんばってて、えらいです！お花のおせわだって、まいにちありがとうございます。キャスたんのおかげで〜、おはなさんもよろこんでますよ〜♡ふふふ、わたしはキャスたんがだいすきです！よしよし〜、いいこのキャスたんは、あたまをなでてあげましょうね〜♡」
「あ、ありがとうございます…。ですがその、あまり…こういったことは」
「む、てれてるんですかぁ？えんりょしたら、だめっ！ですよっ。がんばっているひとは、ほめられないと、いけませんから！」


「───この状況を説明出来る者は？」
「ヒアンシーが酒気を含んだ菓子を口にし、酩酊状態となりました。キャスが介抱しようとしたところ捕まり、抱き着いたままひたすらに褒められ、頭を撫でられていますね」

春宵一刻 　――この本丸において鶴丸国永と大倶利伽羅は不仲である。
　——と、されていた。つい数ヶ月前までは。
　村雲は報告書を持って主のいる執務室へと向かっていた。夜戦明けなので眠くて堪らなく、くああ、と大きなあくびをする。報告書を提出してさっさと寝てしまいたい。
　半分眠りながら歩いていたが、慣れた道である。道中、手入れ部屋を通りかかったが誰かが戦闘で負傷したのか部屋が埋まっていた。村雲たちの部隊に怪我人はいなかったから別の部隊だろうか。
「主ー。入るよ」
　一言声を掛けてから部屋に入る。主はマグカップを持ち上げ、おう、と返した。
「これ、報告書。……なんか、すごいことなっているけどどうしたの」
　部屋の中はまるで敵襲でも受けたかのように荷物が散乱していた。普段から整理整頓が行き届いているとは言い難いが、これは酷い。

ifのアレ皆様が知っているという前提でお話するのですが、私、アラカラが大大大大大大大大大×∞好きなんですよ
勿論アラ+カラもアラ×カラもです
なので本日のifは刺さりまくっているわけです


この２人の掛け合いとか、距離の近さとか、通じ合ってる様を見せつけられるのが本当に、本当に、ほんとぉぉぉに大好きなんですよ
なのに２人は結構あっさりしていて、ベタベタしてもいない。常に気にしてるのは自分の隊員で、話すのも卓を囲むのも部下ばかり。


でも大切な話は絶っっ対に互いにしてるんですよ常に、互いに、意識せずとも、気にしてるんです怪我や体調が少しでも悪い時があれば直ぐに駆けつけるのです(⚠見てきたかのように話してますが妄想です)