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    みく

    suzuru_1117

    DONEホルセトwebオンリー開催おめでとうございます!!

    5/4の超砂漠の神々で発行予定のホルセト酔っ払いすけべ本のサンプル展示です。
    なんとすけべ部分が間に合わなかったので健全のみの展示となります。あたたかい気持ちで見守っていただけると幸いです。
    完成した際には、ご都合時空、ご都合展開、酩酊時のすけべ、酔っ払い特有の悪ノリ、能動的なセト、へにょへにょなホルセト、普段と違う言動、キャラ崩壊、多大な幻覚、といった要素を含みますので、なんでもええで!という方だけお読みください。

    サンプルを差し替えるまで削除する予定はないので、どうぞごゆっくりご覧ください。
     こうして穏やかに酒を酌み交わすようになったのはいつからだったろうか。もはや数百年は前になる波乱の日々を思い起こし、ふと郷愁に駆られたように目を細める。
    「叔父様……? どうされましたか?」
    「ん? ああいや、懐かしいと思ってな」
     手にした杯をくるりと回し、葡萄色をした液体にそっと口をつける。
     瞼の裏に広がるのは贖罪の記憶。これ以上ないほどの幸せな時を根こそぎ摘み取られ、この身体を形作る砂のひとつひとつまでもを憎悪と悲愴で満たしていた哀れな過去のことだ。
    「あの頃はこうやってお前と晩酌するだなんて思わなかったからな」
    「そうですね。俺も……まだ夢を見ているようです」
    「大袈裟」
     からからと笑い、上機嫌のまま飲み干す。するとすかさず甥の手が次を勧めてくるので、遠慮なく差し出し杯が満たされるのを待った。とろとろと注がれる液体に視線を落とし、争うことなく流れる時間にただただ身を委ねる。
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    gorogoro_ohuton

    PAST本アカからの再掲。女体化
    【狂聡】43と18の小話※聡ミくん女体化
    【狂聡】43と18の小話※聡ミくん女体化「ほら、焼けたよ。冷めないうちにお食べ」
    狂児は見かけによらずとても丁寧に肉を焼く。アミの上に並べるのは2枚まで。1枚1枚焼き加減を見ながら丁寧に焼き、聡実の皿に乗せてくれる。サークルや部活にはいるつもりはなかったのに、新刊コンパ期間中に、新入生はタダでいいからと、断る間もなく連れていかれた焼き肉やしゃぶしゃぶの食べ放題では、アミや鍋いっぱいに肉がつっこまれ、焼きすぎて焦げたり、鍋底に沈んで固くなったりして美味しくなくなっていた。
    狂添えられた生レモンを甲斐甲斐しく取り皿にしぼる。なんとなく居心地の悪さを感じながら聡実は絶妙な焼き加減の厚切り塩タンを頬張った。厚みと歯ごたえがあるのに柔らかく、噛めば噛むほど味が出てきて、思わずうまっと感嘆の声をあげていた。飲み込んでしまうのがもったいない。ずっと口の中で噛んでいたい。聡実が渡されたメニューには値段が書いていなかったので、この1枚で一体いくらするのかはわからない。きっと、狂児が連れてきてくれる店なのだからそれなりに値がはる店なのだろうが、狂児は食事に行く度に聡実が食べたいだけ食べさせてくれた。むしろ、率先して高いものを食べさせてくれているような気がする。
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