ももんじゃ
なりひさ
DONEガンガさんとももんじゃマトシリーズその3。100日後にすけべするガンマト。どうせモフモフのほうが好きなんだろ〜すけべするまであと99日〜
ガンガディアはふと本から顔を上げた。そっと隣に座るマトリフに視線をやる。マトリフの頭はふらふらと揺れていた。目は閉じては開き、またゆっくりと閉じていく。もう真夜中だとガンガディアは気付いた。
マトリフが地底魔城に通うようになって暫くが経つ。特に用事があるわけではないのだろうが、マトリフは二、三日おきにやって来ては、地底魔城の様子を見ていく。ガンガディアはマトリフが来るのをいつも心待ちにしていた。会っても少し話をするだけなのだが、それでもマトリフに会えるのが嬉しかった。
今日はマトリフが土産だと言って魔導書を数冊持ってきた。師から譲り受けた貴重なものらしく、ガンガディアは礼を言って読み始めた。するとマトリフもそのうちの一冊を手に取って開いていた。
32701ガンガディアはふと本から顔を上げた。そっと隣に座るマトリフに視線をやる。マトリフの頭はふらふらと揺れていた。目は閉じては開き、またゆっくりと閉じていく。もう真夜中だとガンガディアは気付いた。
マトリフが地底魔城に通うようになって暫くが経つ。特に用事があるわけではないのだろうが、マトリフは二、三日おきにやって来ては、地底魔城の様子を見ていく。ガンガディアはマトリフが来るのをいつも心待ちにしていた。会っても少し話をするだけなのだが、それでもマトリフに会えるのが嬉しかった。
今日はマトリフが土産だと言って魔導書を数冊持ってきた。師から譲り受けた貴重なものらしく、ガンガディアは礼を言って読み始めた。するとマトリフもそのうちの一冊を手に取って開いていた。
なりひさ
DONEガンガさんとももんじゃマトシリーズその2白いモフモフ、魔王軍辞めるってよ マトリフは眠れない夜を過ごしていた。そもそも、今が夜なのかどうかもわからない。
マトリフはももんじゃにモシャスして地底魔城へと潜入していた。その途中でガンガディアに見つかってしまい、正体はバレていないものの、ガンガディアから離れられない状況にあった。
マトリフはガンガディアに抱き締められている。といっても、体の大きさがあまりにも違うために、マトリフがガンガディアの顔面に張り付いているような格好になっている。
「君からは空の匂いがする」
先ほどからマトリフの白い腹毛に顔を埋めながら深呼吸をしていたガンガディアが呟いた。マトリフは何と答えていいかわからないので、とりあえず小さく鳴いてみた。
君の匂いを嗅がせてほしい、とガンガディアに言われたときは、こいつは過労のせいでおかしくなったのかと思った。だがガンガディアの真剣な様子に、マトリフはつい頷いてしまった。
17845マトリフはももんじゃにモシャスして地底魔城へと潜入していた。その途中でガンガディアに見つかってしまい、正体はバレていないものの、ガンガディアから離れられない状況にあった。
マトリフはガンガディアに抱き締められている。といっても、体の大きさがあまりにも違うために、マトリフがガンガディアの顔面に張り付いているような格好になっている。
「君からは空の匂いがする」
先ほどからマトリフの白い腹毛に顔を埋めながら深呼吸をしていたガンガディアが呟いた。マトリフは何と答えていいかわからないので、とりあえず小さく鳴いてみた。
君の匂いを嗅がせてほしい、とガンガディアに言われたときは、こいつは過労のせいでおかしくなったのかと思った。だがガンガディアの真剣な様子に、マトリフはつい頷いてしまった。
なりひさ
DONEガンマト。ガンガディアがももんじゃに癒される話。まだ二人は敵対関係ガンガディアと白いモフモフ ガンガディアは早足で地底魔城の通路を急いでいた。ハドラーは凍れる時間の秘法から復活したが、それは同時に勇者の復活も意味する。いつ勇者が攻めてきてもおかしくなかった。
ガンガディアはハドラーに、凍れる時間の秘法に封印されていた期間の出来事、人間に押し返された地域、つまり現状の報告だけでも多大な時間を要した。魔王軍の立て直しが急務であり、勇者の動向も探らねばならない。ガンガディアは各方面からの連絡をまとめて行い、逐一ハドラーに報告していた。
そんなガンガディアに僅かに休憩する時間が与えられた。ガンガディアはその時間を自己鍛錬に当てようと闘技場へと向かっていた。
するとひと気のない通路に一匹のももんじゃを見つけた。そのももんじゃは薄暗い通路の奥へと向かって歩いている。なぜももんじゃがこんな場所にいるのかとガンガディアは足を止めた。
1728ガンガディアはハドラーに、凍れる時間の秘法に封印されていた期間の出来事、人間に押し返された地域、つまり現状の報告だけでも多大な時間を要した。魔王軍の立て直しが急務であり、勇者の動向も探らねばならない。ガンガディアは各方面からの連絡をまとめて行い、逐一ハドラーに報告していた。
そんなガンガディアに僅かに休憩する時間が与えられた。ガンガディアはその時間を自己鍛錬に当てようと闘技場へと向かっていた。
するとひと気のない通路に一匹のももんじゃを見つけた。そのももんじゃは薄暗い通路の奥へと向かって歩いている。なぜももんじゃがこんな場所にいるのかとガンガディアは足を止めた。