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    ゆまこと

    poskonpnr

    DOODLE遊馬の誕生日祝いたいよ〜〜!!で凌牙とカイトがモタモタしてる話 というより会話文 意外と会話できる二人だったりしないかなという妄想……
    ※ゆまこと成立済
    ゆうずつ「風のうわさで聞いたのだけれど、遊馬って明後日がお誕生日らしいの」
     風のうわさ、と聞くと、まあせいぜいそよ風ぐらいを思い浮かべるだろうが、凌牙にとってそれがそよ風程度で済まないことは璃緒もよく理解しているところだろう。
     友だち、だろうか。あるいは学年で言えば遊馬は凌牙の後輩ということになるのだが、とてもそんな接し方をしようとは思わない。第一凌牙はまともに授業を受けていないので、学校という場で先輩ヅラをするのはどう考えても筋違いである。それならば、というところでの「友だち」だが、これほど居心地の悪くむず痒い言葉もない。
     しかしとにかく、名目は何でもいい。凌牙は遊馬のその日を黙って看過できなかった。自分でいいのかとか何をすればという部分は一切解決していなかったが、絶対に何かはしないと気がすまなかった。生まれた日だ。巡り巡って凌牙を、七皇を救った男の誕生日。こんな節目がないと、凌牙は自分の中に眠る遊馬への表現不可の感情を発露できないと感じた。
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