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    イチ

    nekyocho

    MENUエアコレ2025Spring展示作品(再録用に手直ししています)
    金色のコルダ3・4の東金千秋×小日向かなで
    恋人同士、成人設定
    ホテルでいちゃこらしています。

    2025年5月4日スパコミ新刊のサンプルです。
    ↓ 新刊の予約はBOOTHにて
    https://nekyocho.booth.pm/items/6769827
    曲折インテルメッツォ珍しく高校時代の千秋さんと出会った頃の夢を見た。

    当時の私から見た千秋さんはひとつ年上で大人びているように見えていたけど、今の彼と比べると言動含め、今の私から見ると可愛いなと思えるくらい幼く思えた。そんな彼が奏でるバイオリンの音色に当時の私は惹かれ、恋をしたんだなと懐かしく思った。

    また、ちょっぴり強引で尊大なところや、時折見せる照れた顔や拗ねた時の顔は今も変わらないなんて当の本人に伝えたらどんな顔をするのだろうかと想像してみると、夢の中なのになんだか愉快な気分になった。

    「…おう、昨日はよく眠れたか?」
    「うわ!」

    おもむろに目蓋をあけると目の前に千秋さんの顔があり、私は驚いて一気に目が覚めた。千秋さんはホテルのものらしき寝巻きを着て私の隣に横たわっていた。私はというと、ワンピース姿のままシーツにくるまっている状態だった。昨晩、着替えもせずに眠ってしまったようだ。
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    DOODLEレイチュリ🧂🦚
    ワンウィーク【パートナー、ハッピーエンド】

    夢にまで見た終わりの話
    「全然、なんか思っていたのと違うっていうか」
    「……嫌なら言ってくれと再三伝えていたつもりだったんだが。いや……、ようやくそれを僕に言えるようになった、ということか? 君の信頼を得ることができたと喜ぶべきなのか、これは?」
    「あはは、何一人でぶつくさ言っているんだい、君」
     誰のせいだと。多少の苦言も含めてその頬をつついてやれば、くつくつと喉の奥で笑うような音が聞こえた。そしてまるで安心しきった顔でその手に頬を寄せてくる。そこには嫌悪や忌避感は見当たらなくて、柄にもなく息が漏れた。
     つまり彼は、今は別に不快な訳ではないのだろう。ではあれはどういう意味だろうか。既に身体を重ねた回数は両手じゃ足りなくなっていて、というか足の指を足したって足りないだろう。レイシオとて凡人である。好意を寄せる相手に向ける欲だって人並みなのだ。そして彼もそれを拒まなかったし、望んでいるようにも見えて。いや、そういう思い込みこそがよくなかったのだろうか。レイシオが「したい」と言ったそれにただ、彼が否を返せなかっただけだとしたら。
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