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    オタク

    Amulet

    DONEイマジナリー紅名君すぎてむせび泣きながらも、紅ロザ紅ちゃんのこれを見たいという幻覚をオタクが二次創作したものです…


    うすいさん宅の紅名君をお借りしております。
    日本語が拙いところがあるかもしれません…すみません…!
    紅ロザ紅ちゃんが桜を見に行くお話暖かな風と共に時折ちらちらと桃色の花弁が目の前を通り過ぎていく。ぼんやりとその様を眺めていると、遠くから自分を呼ぶ声が聞こえた。
    声の先を見やれば、一面の桜並木から同じ色の髪をした幼子が鈴のような声を弾ませながらぱたぱたと駆け寄ってくるのが見える。その幼子…紅名は息を少し切らしながら、ぽふんと私の腰当たりに抱き着いた。
    「ろざ!」
    抱き着く紅名を受け止めながら風に遊ばれた髪を撫でて整える。息が落ち着くのを待って「何か見つけたのだろうか」と聞くと、くりくりとした大きな瞳と目が合う。私は彼の、晴れた日の雪の様な色をした瞳が好きだった。
    「あのねー、えへへ…ちょっとこっちにきてほしいの!」
    小さな手に引かれるまま桜並木を歩く。斜め後ろから見る、まん丸な頭から出ているぴょこ毛が歩を進める度に上機嫌に動く。一面に桜が広がるこの公園は休みの日ではないからか人はほとんどいなく、きっと一人では迷子になっていた。
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    DOODLEザライブ「…未来へ」に脳を焼かれているヒルマゲント限界オタクが脳内のイマジナリー神尾ジンさんを通して出力した怪文章。
    ジンさんのモノローグ。ほぼ全編捏造注意。細かいことは気にしないで下さい。

    え?たぶん彼はこれからもずっと亡くした相棒の事を引き摺るし思い続けるでしょうよ。墓参りの言葉から謝罪が消えて、他愛のない雑談と近況報告が増えるのだろう。
    あの世から心を込めて 相変わらず、ここは暗い。光の射さない空と底の無い足元、時間の流れも魂の存在も曖昧になるこの場所は、所謂地獄というヤツだ。ま、責め苦を受けるわけでも無ければ戦いが起こるわけでも無い、穏やかでひたすら無味な死後の世界と言った方が当てはまるかな。
     ここにやって来たヤツは、初めのうちはその魂を保っている。どうやら、現世でそいつの事を覚えている存在が多いほど、魂の輪郭を保てるみたいだ。時間が経てば人は死人を忘れていく。曖昧で、ぼんやりとしたかつての自我の欠片達が流れていく。
     俺?俺は…そうだな、死んでから結構時間が経ってるけど、まだ俺を保ってる。現世で未だに俺の事を引き摺ってるやつが居るんだ。俺の事をずっと覚えてて、ずっと悼んでくれている。それが誰かはわかってる。時たま、暗い空が割れて、あっちの声が聞こえる。またあのバカ、俺の墓の前で謝罪してる。いい加減前を向いて欲しいもんだ。
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