ケーシィ
Yukkirai_pk
DONEウォロシマ現パロです。雪の日のケーシィとウォロとシマボシさんの話。
※ケーシィの二人称を「彼」にしています
ゆきのひ「……かなり、疲れたな」
帰り道をとぼとぼと歩いていたシマボシは、ため息をついた。
朝から降っていた雪が積もったせいで、帰りの電車が遅延したのだ。この地方に来てまだ日が浅いシマボシにとって、降雪による寒さも身に染みた。加えて、今は仕事も丁度繁忙期であった。帰宅も遅くなり、すでに人通りはほとんど無い。先に帰宅しているであろう恋人に迎えを頼もうかとも考えたが、寒い中外に出て来させるのは忍びない気がして、数時間前に一度メッセージを入れて以来連絡はしていない。
日付が変わる前に何とか電車を捕まえることはできたものの、もう一本も指を動かすことができないほど、手袋の中が冷え切っている。
最後の角を曲がって自宅のマンションの前の通りが目に入った時、ふと、歩道沿いに何かがあるのが見えた。
2921帰り道をとぼとぼと歩いていたシマボシは、ため息をついた。
朝から降っていた雪が積もったせいで、帰りの電車が遅延したのだ。この地方に来てまだ日が浅いシマボシにとって、降雪による寒さも身に染みた。加えて、今は仕事も丁度繁忙期であった。帰宅も遅くなり、すでに人通りはほとんど無い。先に帰宅しているであろう恋人に迎えを頼もうかとも考えたが、寒い中外に出て来させるのは忍びない気がして、数時間前に一度メッセージを入れて以来連絡はしていない。
日付が変わる前に何とか電車を捕まえることはできたものの、もう一本も指を動かすことができないほど、手袋の中が冷え切っている。
最後の角を曲がって自宅のマンションの前の通りが目に入った時、ふと、歩道沿いに何かがあるのが見えた。
parvus_yuu
MEMOウォロシマ現パロ再会編その2。前回のお宮参り編の続き。三歳の幼ボシさんと長寿ォロの、一瞬の再会。
叩き台なので続かないかもしれないけど、せっかくかけたからポイする。
やっぱりケーシィパパ出すの楽しいわね…
束の間の、再会夏の暑さも落ち着き、昼間でも心地よい気温となった秋のある晴れた日。
ウォロは、ホウエンのとある公園にいた。
「久しぶりにこちらへ来ましたが、元気そうで何よりですね」
目的は、転生したかつての伴侶──シマボシの様子の確認だ。
この辺りの地主である一族の分家の長子として誕生したシマボシは、現在三歳。
信頼出来る伝手からの情報では、両親からは厳しくも愛情を持って育てられているという。
シマボシがこの地に転生した事を突き止め、彼女のお宮参りに確認した後、ウォロはこの辺りから離れていた。出来る事なら彼女のすぐ側に居続けたかったが、それには自身の長寿という特性が仇になる。
ただでさえ見目が良く目立つウォロは、他人の記憶に残りやすい。
2805ウォロは、ホウエンのとある公園にいた。
「久しぶりにこちらへ来ましたが、元気そうで何よりですね」
目的は、転生したかつての伴侶──シマボシの様子の確認だ。
この辺りの地主である一族の分家の長子として誕生したシマボシは、現在三歳。
信頼出来る伝手からの情報では、両親からは厳しくも愛情を持って育てられているという。
シマボシがこの地に転生した事を突き止め、彼女のお宮参りに確認した後、ウォロはこの辺りから離れていた。出来る事なら彼女のすぐ側に居続けたかったが、それには自身の長寿という特性が仇になる。
ただでさえ見目が良く目立つウォロは、他人の記憶に残りやすい。